ひまわり子どもクラブ
会長 大内康子さん
遊んで食べてみんなで楽しい みんなの居場所
子ども食堂・フードドライブを行っています。
11:00 集合・工作
12:00 食事
13:00 あそび(ドッチボール・紙芝居・縄跳びなど)
子ども達に幸せを届けたい
かつては、生活学校の協会として食品ロスの対策やレジ袋の削減などに取り組んで いました。そういった活動を数年間続けていた後に、協会から、子ども食堂などに関するテーマが降りてきました。地域的にも、父子家庭・母子家庭が多いとの情報があり、必要だと思い、近隣の会員さんと話をして、みんなでやってみよう!となりまし た。
最初は「貧困家庭なんていない」という声もあり難航しました。開始当初はなかなか人が集まりませんでしたが、継続していくことで徐々に人が集まり始め、25人程 度が来るようになって、みんなで喜びながらやっていました。 必要としている人に届けることができました。
一番は、生活に困っている・食事がしっかり取れていない子供たちにしっかり食事をとどけたいという思いでやっています。ただ、「貧困」ということを前面に出すのではなく、「大人になってからも、いろんな人と関わり合える人になって欲しい」という切り口で子ども達を集め、接することを大切にしました。 嬉しかったのは、自分に自信が持てず一年中マスクしていた子が、マスクを外すようになったことです。その子にとってリラックスできる場所になったのだと思いました。当時の校長先生がとても喜んでくれたことを覚えています。
子ども達にとっては、学校・家庭とは別の居場所があることが大切なのだと思いま す。学校や家庭でうまく行かない時があっても、また別の居場所があって受け止めて くれる。そんな空間があってもいいのではないでしょうか。これまでの子ども達との 関わりは、写真にしてたくさん撮ってあります。アルバムに入りきらない数になりました。
家族全体で楽しめるイベントを
いまは、新型コロナウイルスの影響で活動を休止しています。それでも、クリスマスなどの催し物の時などには、お菓子などを届けるなどして繋がりを切らさないようにしています。今年のクリスマスには、15人の子ども達にプレゼント(鉛筆削り・鉛 筆・クリスマスカード・お菓子)を配りました。 このような活動を、これからも継続していきたいです。
働いているお父さんお母さ んのためにも、子どもを一時的にでも私たちが見てあげる時間があればいいと思いま す。子ども達にとっても、将来思い出した時に、おばあちゃん達がご飯を作ってくれた思い出や、一緒に遊んでくれた思い出があるといいのではないでしょうか。子ども 達には、大人と一緒に遊んだ思い出が大切です。なので、これからもできる限り続け ていきたいです。
これからは、自分自身もっと子ども食堂に時間をかけられそうなので、いろいろなことをしてあげたいという気持ちです。子どもだけではなく、親も一緒に、家族全体で楽しめるイベントなどもやっていきたいです。
子ども達を「自分の気持ちを言える」子に
いまはコロナの影響で食事の提供ができない(場所が借りられない)ので、もどかしい気持ちです。繋がりを切らさないように努力をしながら、早く収束し、子ども達と 一緒に食事ができる日を楽しみにしています。 コロナで会わない時間があって、久しぶりに会うとみんな一気に身長が伸びていてびっくりします。そうやっていろいろな子どもの成長を見ていることも楽しいです。
デンマークでは、子ども達は学校でみんな自由に好きなことをやっていました。日本ではみんな同じものを同じ姿勢で行っていて、デンマークのやり方に衝撃を受けまし た。日本では「迷惑をかけない」という教育だけど、自分の気持ち・意見はちゃんと 言える子どもになって欲しいと思っています。
地域コーディネーター 濱野さん
「子どもを地域全体で育てる」そういった今の社会に必要なものを、足元を固めて一つずつやっている。そんな印象の活動でした。それぞれの地域でこういっ た活動があることが、望ましいように思います。