インタビュー

活動されている団体や応援してくださる企業、団体の方をご紹介します。

 

サポーター企業のご紹介

ひこうせんアグリ トラクターやコンバインなどのリサイクル商品を全国の農家の方々に何処よりもお安く、沢山の品揃えで提供しています。 また、農機具を販売する企業として、自社農場を持つべきだという想いから70州類近い野菜を栽培しています。   Hikousen Project smile to smile 東日本大震災直後から、自社農場で採れた野菜やお預かりした支援物資などを岩手県や福島の方々へとお届けしてきました。震災から10年が経過し、今は「買う」を通して、東北の生産者を応援するという事に力を入れています。そこで今までお届けお野菜の一部を県内のこども食堂などにお届けする事を始めました。 これからの未来を担う子どもたちにとって、安心した環境での食事はとても大切な事で原点です。こども食堂が一時的なものではなく、継続的に運営できるように、サポートすることが、企業としての役割、使命です。「誰かがやるのではなく、自分がやればいい」と考えできる事は何でもしたいと考えています。   自社農場とこれから 不登校や引きこもの経験がある若者も来ています。定期的に電話をかけ、「来れる日、時間でいいよ」声をかけています。初めて畑作業をする若者が多いですが、暑い中、ドロドロになり作業をしている様子には関心します。野菜づくりを通して、彼らの社会復帰のきっかけになればと思います。全国で人不足が社会問題になっています。まずは、地域に住んでいる若者を企業が支えることが重要なことです。 農場に来る若者を見ていると、自宅にいるのが苦しそうな人たちがいます。その様な状況を人や様々な困難を抱えて人たちが住むことができる施設を作りたいと考えています。 コロナ渦で大変な時期です。これからの時代、新しい生き方をが求められます。 選択を迫られる中で、若い人たちも英知を絞り、「どうしたら明るい未来を作るにはどうしたらいいのか?」を考え、自分たちで作り出すしかありません。

 

益子なないろこども食堂

始まったばかりの子ども食堂 〜必要としている子どもたちに届くように〜 益子なないろ子ども食堂は、毎月第3金曜日に開催しています。近くに住む子どもたちが歩いてやってきて、ご飯を食べる前に宿題をしたり、みんなでご飯を食べたり、遊んだりして過ごしています。まだ始めたばかりということやコロナ禍ということもあり、現在の登録者は少ないですが、少しずつ興味を持ってくださる方からの連絡も増えてきています。このような場所を必要としている子どもたちに届いてくれるといいなと思っています。   益子町にも子ども食堂を作りたい テレビや新聞で、子どもたちの悲しいニュースを耳にする機会があり、自分も何か力になることはできないか、という思いは以前からありました。私は、管理栄養士の資格を持っているということもあり、まずは子どもたちの「食」を支えている「子ども食堂」をやってみたいと思うようになりました。そんな中、県内にもいくつか子ども食堂はあるけれど、私の住む益子町にはないということがわかってきて、それならば、「益子町にも子ども食堂をつくろう」となったのです。最初は隣町の子ども食堂のお手伝いをしたり、県内の子ども食堂の集まりなどに出席したりするところから始まりました。すると徐々に、応援してくださる仲間との出会いがあり、「なないろ子ども食堂」を開設することができました。 私が子どもの頃は当たり前だった、「地域で子どもを育てる」ということができたらいいなという思いで活動しています。昔なら例えば、近所のおばさんが「ご飯ちゃんと食べてる〜?食べてないなら食べていきなさいよ〜」なんていうことがよくありました。今はそういうことがあまりない社会ですが、とても大切なことだと思います。子どもに、「おせっかいだな〜」と思われるくらいがちょうどいいなと思ってやっています。(笑)   子どもからお年寄りの方までが集える「居場所」に 子どもとお年寄りの方が交流できる場所になることが理想だと思っています。今は核家族化が進んで、子どもとお年寄りが一緒に何かすることは、昔よりすごく少なくなってきています。そのため、地域の文化や昔ながらの知恵を、子どもたちにつなげていくことが難しくなりつつあると思います。また、私は福祉の仕事に関わっているということもあり、お年寄りの方が元気でいられることも、「地域」にとって大切なことだと考えています。 子どもとお年寄りの方とが交流することで、お年寄りの方も子どもたちの顔を見るだけですごく元気をもらえるし、子どもたちも昔ながらの知恵や文化を教えてもらえて楽しめると思います。そんなふうに、「子どもからお年寄りまで」、いろんな人が集って楽しい気持ちになれる「居場所」になっていけたら素敵だなと思います。   団体の概要はこちら   県東地域コーディネーター 萩原さん 益子町に子ども食堂ができたことは、すごく嬉しいです。まだ始まって間もない子ども食堂ですが、これからいろんな人たちに届くといいなと思いました。「子どもからお年寄りまで」、お互いがお互いを支え合う、という考えも素敵です。これからがとても楽しみです。

 

子ども食堂 みんなの台所

みんなの台所代表 清水文雄さん おおきくなぁれ かんかんか 「みんなの台所」 「おおきくなぁれ かんかかんか」さんは、地域の子どもたちや、一人暮らしをしている高齢者の方たちが、みんなで一緒に食事ができる子ども食堂「みんなの台所」という活動を行なっています。2020年6月以降は、新型コロナウイルスの影響を受け、「弁当・テイクアウト」という形で食事の提供を行なっています。運営は、「ボランティア」主体で行なっています。現在は「役に立ちたい」という思いを持った14人のメンバーと、茂木町社会福祉協議会の協力のもと、それぞれの力を持ちよりながら運営しています。 ○子ども食堂活動(現在はお弁当配布):第2第4木曜日 ○弁当受け渡し場所:茂木町元気アップ館 ○弁当申し込み受付:茂木町社会福祉協議会   ここに来ているときだけは、気を許せる、来てよかったな、と思える「ひとつの居場所」に 実際に食堂として運営していた時は、地域の子どもたちや、一人暮らしをしている高齢者の方たちがご飯を食べに来てくれていました。来てくれていた方の中には、放課後一人ぼっちになってしまう子どもや、一人暮らしで普段話し相手がいないという高齢者の方などがいました。皆とおしゃべりしたり、皆で食卓を囲んだりすることで、一人ひとりが「ここに来ているときだけは、気を許せるな、元気が出るな、来てよかったな!」と思えるような「ひとつの居場所」になればいいなという思いでやってきました。 また、運営をしていく中で、「本当に食に困っている」という方にも出会う機会があり、現在はそういう方のためにも食事の提供できないか、ということも考えて「お弁当」配布の活動に力を入れています。   「たこやきおじさん」から始まった、「子ども食堂」との関わり 「子ども食堂」に関わる以前から、学童保育、家事援助などを通して、地域や子どものための活動を行なっていたのですが、「みんなの台所」との最初の関わりは、食材提供からでした。あるとき、食堂の方に「清水さんが提供していた野菜がダメになってしまった。」と言われました。じゃあどうしたらいいか?と尋ねると、「エプロンと三角巾をつけて、食堂の営業時間に直接きてくれないか」と頼まれたのです。これがきっかけで、「みんなの台所」のボランティアとして、現場で深く関わるようになりました。そのときの食堂のメニューが「たこやき」で、以来子どもたちから「たこやきおじさん」と呼ばれ、親しんでくれるようになりました。   「空き家」を活用した、アットホームな居場所づくりを これまで、子ども食堂を実施する「場所」について悩まされてきたというのもあり、将来的には茂木町の「空き家」を活用できたらいいなと考えています。空き家を活用して拠点をつくり、「食」だけではなく、子どもたちの「学習」の応援もできるようにしていきたいです。幅広く、アットホームな地域の「ひとつの居場所」になれるよう、これからも頑張っていきたいです。 団体の概要はこちら   県東地域コーディネーター 萩原さん 清水さんの、子どもたちや地域に対する優しくて、熱い、思いを感じました。地域に清水さんのような素敵な方がいることは、とても心強いことだと思います。これからも、活動が継続していき、活動の幅も広がっていくことを、私自身楽しみにしています。応援していきたいと思います。    

 

とちぎ自然体験活動コンソーシアム

NPO法人那須高原自然学校理事長 真山高士さん   「同じ目標を持つ団体の輪」コンソーシアム NPO法人那須高原自然学校は、「生きる力」と「思いやりの心」の育成をミッションとし、那須地域で自然学校の運営やネイチャーセンターの運営を通じて多くの人たちが自然について学び、体験する機会を作っています。コロナウイルスの影響が社会全体を覆うなか、自然に接する機会や、子どもたちが外で遊ぶ機会も減ってきています。 「すべての子どもたちに自然の恵みを届けたい」という同じ目標の元、栃木県の自然体験を軸にする4団体でとちぎ自然体験活動コンソーシアムを立ち上げました。 コンソーシアムメンバーと共に、コロナウイルスの拡大状況を見極めながら、感染拡大防止を徹底しながら日帰り、宿泊型の自然体験活動を県内各地で毎月実施しています。コロナウイルスにより外出自粛や、集団行動の自粛が日常となってしまった子どもたちが、時に思い切り体を動かし、心を開放する時間も必要だと考えます。また、この事業には助成もいただいているので、経済的に困窮する家庭の子どもたちも同じように参加できるように参加費の減免を設けるなど工夫しています。   コンソーシアムで繋がったきっけ 私も那須高原自然学校で活動を行なっていますが、コロナ禍で自然体験活動が停滞しているのではないかと思い仲間と共に、栃木県内で自然体験活動を実施する団体にむけてアンケート調査を行いました。 すると実際に自然体験活動の多くが中止されていて、自然体験活動の機会が低下していることがわかりました。自然体験活動がなくなることで子どもたちが自然の中で活動する機会が減ってしまい、自然に対する感性を養う場が奪われてしまいます。この状況に危機感を覚え、このコロナ禍でも「すべての子どもたちに自然の恵みを届けたい」という目標をもち、活動していきたいと思いました。   他の団体とつながる魅力 今年度とちぎ自然体験活動コンソーシアムをスタートし様々な可能性を実感することができました。それぞれの団体の中で行う活動は違っても「子どもたちに自然活動を」という軸は変わりません。他の団体と繋がることで自分たちを必要としてくれていることに気づけるし、自分たちの団体だけではできないことも協力して行うことができます。例えば、私たちは自然体験のプロフェッショナルですが、子どもたちが集まる子ども食堂の団体の方と繋がることにより新しい子どもたちを自然体験に呼ぶことができます。また、子ども食堂の方も子どもたちに自然体験をさせることができます。そして栃木県の中でも活動拠点がそれぞれ違うため、栃木全体「オールとちぎ」で子どもたちに自然体験の機会を届けるにアプローチすることができるのです。これからも他の団体とより繋がりながら、「全ての子どもたちに自然体験を」を実現していきたいです。   NPO法人那須高原自然学校について 真山高士さんは那須高原自然学校の理事長をされています。那須高原自然学校は「生きる力」「思いやり」を育むことを大切に活動しており、自然の中で得られることを多くの子どもたちに伝えています。自然学校では子どもの宿泊キャンプ、親子でのデーキャンプ、シニア向けの活動など幅広い層に向けて活動を行なっています。こうした活動の蓄積からとちぎ自然体験活動コンソーシアムの設立に尽力をされています。 団体の概要はこちら   県東地域コーディネーター 萩原さん のようなコロナ禍でも目標を変えず他の団体と協力したり連携したりして子どもたちに自然の恵みを届ける姿に感動しました。また全く分野が違っても互いの必要とする部分を組み合わせることでより良い活動をすることができることを学び、それによってより栃木県が活性化するのではないかと思いました。

 

こども食堂 キッチンもぐもぐ

代表 丸山 明美さん   店主 小倉 徹也さん 「みんなの居場所に」 毎週水曜日に運営を担当する私たち2人と、調理ボランティア7名でローテーションを組んで、こども食堂を運営しています。調理ボランティアは、自治会で活動をされている方にお声掛けをして集まった70代の方々が中心です。その他にも、学生さんが配膳などのお手伝いに来てくれています。 2020年7月にオープンしたので、もう少しで1周年を迎えます。去年の4月頃には、準備が整っていたのですが、コロナ禍の影響でオープンを見送っていました。ただ、いつまで待ってもどうなるものはないと、新型コロナウイルスの感染が落ち着いてきた6月末にプレオープンを行いました。新型コロナへの対策として、テーブルにアクリル板をつけたり、蜜を避けるため事務所スペースを開放して食事をとってもらっています。気候のよい時期は、屋外のスペースにパラソルを張り、食事のスペースを作るなど工夫しています。 こども食堂を始めるにあたり、自治会や子ども会を通してチラシを配りました。それを見た方や口コミで情報が広がり、最近では10~25名の方がいらっしゃいます。近くに住んでいる小学校高学年の子どもたちは、自分たちだけで来るようになりました。常連の方々も増えており、ここでの時間が居心地がよく、居場所になっているのだと実感しています。 子どもたちは、コロナ禍の影響もあって学校では我慢している部分が多いようですが、こども食堂では楽しそうに会話をしています。そんな様子がとても微笑ましいです。食後は、食堂の前のスペースでバレーボールなどをして楽しんでいます。 子ども食堂を始めたきっかけは、「1人で食事をしている子どもたちが多い」ということを実際に聞いたことでした。その後、子どもの居場所が不足していることや孤立しがちな母子の居場所になれればという想いで始めました。今まで建築関係の仕事をしており、この様な活動をは初めてですが、仕事の倉庫として使っていた場所を改装して食堂にしました。 1年間続けていく中で、新型コロナウイルスへの心配は尽きませんが、特に困った事もなく、今では活動の話を聞いて、畑で採れたお野菜を届けてくださる方や食材を寄付してくださる方も増えてきています。 これから 現在はソーシャルディスタンスを確保するテーブル配置になっていますが、落ち着けば、顔をつき合わせ仲良く食事ができる形にする予定です。ここに集まった人たち同士の交流も増えればいいなと思っており、ハロウィンやクリスマスの時にみんなでゲームをする機会をつくっています。 また、ここを始めた目的の一つでもある経済的に余裕がないご家庭の方々にも届くように、活動を続けていきます。

 

子どもの未来をつなぐ フードドライブ

ネットワークにご支援いただきました ライオンズクラブ国際協会333‐B 地区 PR・ⅠT・会則・クラブ間交流 地区委員長 藤掛 信也さん FWT(ファミリー・ウーマンチーム)コーディネーター 佐藤 妙子さん   「もったいない」を「ありがとう」に ここ数年「子どもの貧困」に関するニュースをよく見聞きするようになりました。これからの日本を担う子どもたちの力になりたいと、全国のライオンズでは「子どもの貧困」に対する支援に力をいれています。 私たち栃木県のライオンズクラブでは、メンバーやご近所に声掛けをして募り、各家庭にある食材や日用品を集め、県内で活動する子ども食堂へ寄付を行う「フードドライブ」を始めました。食材等の回収は、ライオンズクラブの会議で宇都宮に来る時に運んでもらうなど、工夫しています。 今年で活動をはじめて3 年目となり、メンバーの理解も深まったことで、1 年目と比べると4倍近くの食材や日用品が集まるようになりました。近所の方に声掛けをして、食材を募ったメンバーもいます。年末にフードドライブを行う予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で延期となりました。一番必要とされるタイミングでお渡しできなかったのは残念でしたが、みなさんの協力でたくさんのご寄付を集めることができました。 ライオンズクラブには、県内に約1,450 人のメンバーが在籍し、子どもの貧困に取り組むチームの他にも環境保全や青少年育成に取り組んでいるチームもあります。新型コロナの影響で、みんなで集まる形での活動が難しいですが、今後は各自が自宅でできる活動などにも力をいれていきたいと考えています。 その他の活動 薬物乱用防止チームは、毎年地域の中学校で薬物防止に関する授業を行っています。認定講座を受講し資格を持ったメンバーが講義を行っており、最初にゲームを取り入れ、子どもたちとの距離を縮める工夫をしています。専門家の先生のお話も大切ですが、たまに地域で会う「近所のおじさんやおばさん」という関係性だからこそ伝えられることがあると考え、活動しています。 \お預かりした食材は県内の支援団体にお届け中です/      

 

こども食堂 スマイルハウス

こども食堂 スマイルハウス 實寿夫さん スマイルハウス こどもサロン  スマイルハウスさんは、経済的に困窮している家庭、特に子どもに対して、食事の面からサポートする「こども食堂」の活動を行なっています。 新型コロナウイルスの影響が出る前までは、こども食堂としてオープンし料理を一緒に食べる活動を行っていました。困窮世帯だけではなく、地域の方々も含めたくさんの人で賑わっていました。 また、経済的に困窮している家庭ではガソリンの調達も困難という家庭もあることから、そういった様々な事情に考慮し、配達も行っています。子どもたちに届ける料理は全て、地域のボランティアの方々の愛情を込めた手作りです。食材も、地元の方の寄付や、料理ボランティアの人たちで持ち寄るなどして活動を行なっています。 現在は新型コロナウイルス感染症対策のため、全て配達で行っています。感染症対策をしながらも、支援を続けなければ、貧困 に苦しむ家庭を支えることはできません。様々な工夫をしながら、活動を継続しています。   子供を貧しさから救いたい ある日、下野新聞や TV で貧困の問題を扱っているのをみて「子どもの貧困」に意識を向けました。子どもが貧しい思いをしている、 ということがとても気になり、さらに調べ始めます。発起人自身も、子どもの頃に貧しい思いを経験していることから、その辛さはよ くわかるため、なんとかしなければならない、という思いを持つようになりました。 そして調べていくうちに、徐々に自分の地域でもそういった状況にあるこどもたちがいることを知り「こども食堂」をやるべきじゃないかと思い始めました。周りの人に話していく中で、同じような思いを持った人が数名集まりましたが、なかなか条件の良い場所には出会えませんでした。しかし、諦めずに場所を探し続けた結果、平成 27 年夏頃、市内の商業施設で場所を借りれるという話になり、開設に向けて動き出しました。 その後、場所を移動したり、仲間のこども食堂と一緒に開催するなどして、活動を継続しています。活動を継続していく中では、大変 なことも多々ありますが、何よりも貧困の深刻さを目の当たりにしています。この活動をまだまだ続けなければいけない、と活動をす る中でさらに想いを強くしています。 みんなで食卓を囲む時間を 今は感染症対策で、みんなで一緒に食卓を囲むことができていません。配達はできますが、家での食事は「孤食」の可能性があります。みんなで一緒にご飯を食べる、という時間はとても大切な時間です。 今後は、感染症が落ち着き、可能になったらそういった「みんなでご飯を食べる時間」を大切にしていこうとしています。みんなで食 べる中で、食事のマナーが身についたり、楽しみを感じることができます。また、学校にはない様々な世代とのつながりにも価値があ ります。そのために、今後はこども食堂だけではなく、みんなで BBQ をしたり、キャンプをしたり、毎月一回程度季節ごとのイベン トなどをしたいと思っています。また、他のグループとの交流も増やしていくことで、子どもたちにいろいろなつながりを提供してい くことを目指しています。 近隣の方、食材などの寄付、募集しています 肉・魚・野菜などの食材の寄付があると助かります。とくに肉・魚は高いので、お肉をつけたいと思っても予算がなくできないことが 多いそうです。市内でそういった寄付が可能な方がおりましたら、是非とも応援お願いします。 団体概要はこちら   県北地域コーディネーター 濱野さん 子どもの貧困は、意識しないとなかなか日常では気づきにくい問題の一つだと思います。 その問題に対して、一から場所を作り、ボランティアさんたちの手で継続していることが、本当に素敵だと思いました。また、今後子どもたちが様々な経験やつながりを得る場所にもなる可能性を感じました。経済的貧困も、関係性の貧困も、家庭の問題ではなく「社会の問題」として捉え、こうして行動している人たちの存在がいかに貴重かを、インタビューのなかで改めて実感しました。  

 

より良い地域の居場所 より処たけのこ 子ども食堂

たけのこ 子ども食堂 代表大出治夫さん より良い地域の居場所 より処たけのこ 子ども食堂 ① 子ども食堂活動 第 2 第 4 金曜日 現在お弁当支援300 円 / 一個 ② 食料無料配布 月 1 回のお掬び市を開催 ③ 衣料品・古着・日用雑貨品などを無料配布または必要な人にリサイクル ④ 学習支援 ⑤ 配食サービス 上記を中心に 2018 年 4 月 20 日活動開始し、3 年目の春です 思いもよらない日本の貧困事情  ある日、仕事柄車で移動中のラジオから信じられないコメントを聞きました。「日本の 6 人に一人が貧困家庭。食事もままならないと。」それならば、レトルトカレーでも、あたためて、お米を炊けば子どもたちが一人でも助かるのならば、できることを始めたいと思ったのがきっかけです。鹿沼市上殿町に空き物件(住宅)があったのでそこを購入し、早速リハウスして、こども食堂を半年後に始めました。幸い、先に始めていた「森のこびと」さんの協力を得て、鹿沼市からも新設子ども食堂資金を使い、オープンにこぎつけました。地元のボランティアさんに助けられて、毎回 70 食程度のお弁当を提供しています。 また、学習支援も積極的に行い、こどもの居場所つくりに精を出しています。地域の居場所的な役割を担えたらと願っています。 子どもからお年寄りまでが集う居場所に  地域の居場所として提供してゆきたいと考える。異年齢の子ども達が集い、触れ合いの中から様々な体験を通じて、子ども達をみんなで育む居場所になることを目標とています。現在はお弁当として提供している食事支援だが、本来の形に早く戻れることを願っています。 子ども達や高齢者さまの異年齢集まる所に お掬び市を定期化し、古着・制服など視野に入れたリサイクル実現してゆきたいと思っています。子ども達には、体験事業を盛り込んで、有意義な感を創作活動を提供したいです。 企業様から、期限が近い冷食、食料品、精肉、鮮魚などがあるととても助かります。ぜひご支援をお呼びかけ致したいと思います。 団体概要はこちら   県西地域コーディネーター 加藤さん たけのこの厨房お手伝いさんは、手ばやで、丁寧。大出さんの人柄からからかあっという間に70 食がそろうのが圧巻であります。

 

そらいろコアラ

NPO法人そらいろコアラ 代表理事(共同代表) 鳥飼蓬子さん LINE を通じて、妊娠や出産、育児にまつわるすべての「困った」を受けとめる、「コア LINE」 NPO 法人そらいろコアラは、「誰もが健康で、安全に、安心して生活できる社会の実現」と、「子どもの人権を守り、虐待とその連鎖を止めること」を目的として活動しています。小児科医や助産師、保育士、弁護士など多職種のメンバーで、医療者が多いこと、20 ~ 30 代中心であることが特徴の団体です。 2020 年に活動を開始、不安を抱える妊産婦さんや子育て家庭が、コロナ禍の外出自粛等によりさらに孤立し、周囲の人や必要な支援と繋がりにくくなっていることを受け、同年 9 月から、LINE を使った無料相談窓口「コア LINE」を始めました。原則栃木県在住の方を対象に、妊娠期から、概ね 1 歳未満の子育てに関する相談を受け付けています。 「コア LINE」は、妊娠や出産、育児家庭の SOS をキャッチして必要な支援に繋げること、そして、妊産婦や養育者の安全・安心な居場所をつくることを目的としています。相談したい人は、平日・休日を問わずいつでもメッセージを送ることができます。周りに相談することが難しい人や、中高生など 10 代の若者も、匿名で相談することができ、助産師や保育士、医師などを含む相談員チームが、状況に応じて返信していきます。 これまでに、「生理が来ない」「産むとしたらお金がどれくらいかかるのか?」「産んでも育てられるか不安」などの妊娠から出産にかけての不安のほか、「子育てにすごく疲れている」など育児に関する悩みまで、様々な相談を受けています。 10 代・20 代の方からの相談も多く、1 か月以上やりとりをしているケースもあります。2020 年 11 月には、「出張版コア LINE」として栃木市で対面相談も実施しています。   2020 年 11 月、地域の親子イベントで、工作&出張相談コーナーをひらきました 困っている人をキャッチする、ポケットを作りたい! NPO 法人そらいろコアラは、小山市の NPO で学生時代からボランティアをしていた小児科医の増田さんと医療コンサルタントの鳥飼さんが、共同代表として立ち上げました。 増田さんは、小児科医として医療現場で働く中で、虐待の疑いのある子どもや、見守りが必要だと思う家庭に、気付く機会が少なからずありました。一方、鳥飼さんは、子どもの居場所づくりに携わる中で、子どもたちへの支援や繋がりが中学校卒業で途切れてしまうことを目の当たりにし、将来彼らが子育てをする側になったときにも社会が継続して見守っていけるような仕組みづくりが必要だと感じていました。 「医療者が家庭と繋がる機会を生かして妊娠・育児期の SOS をキャッチし、地域の居場所でも子どもたちや家庭を長期に見守っていければ、子どもたちへの安全・安心な居場所の提供や、親御さんの育児負担の軽減、ひいては虐待やその連鎖の予防に繋がるかもしれない。」「児童相談所による保護等の前段階で子どもたちや家庭と繋がり、見守る居場所を作ろう。」と考え始めたのが、団体設立のきっかけです。 その後、同じ DV 被害女性と子どもたちの NPO 支援団体でボランティアとして活動していた仲間等を中心に有志を募り、2020 年に NPO 法人そらいろコアラが誕生しました。 「人との繋がりや様々な制度から零れ落ちる人の『助けて』の声を、キャッチし受け止めるポケットを作りたい。どんな人もどんな想いも大切にしたい。」そんな想いを、「そらいろコアラ」の団体名に込めて活動しています。 ご寄付いただいた妊娠検査薬やおむつ、母乳パット等の妊娠・育児用品を、必要な方へお届けしています これから NPO 法人そらいろコアラは、多職種の集まりで、若者が多く、機動力があります。若者の声が聞きやすい環境にいることを生かし、 若者のニーズを今後の事業にも繋げていきたいと考えています。 LINE 相談窓口「コア LINE」は、中高生などの 10 代をはじめ、まだまだ認知されていない状況です。県内地域のショッピングセンターやカフェ、公共施設、学校、医療機関などに案内カードを置かせてもらったり、インスタグラムなど SNS 上での情報発信やプラッ トフォームづくりを進めています。 また、相談受け入れ態勢の強化のために、支援相談員さんも募集しています。LINE 相談事業以外にも、真岡市での「医療現場と連携した子どもの居場所」事業の開始に向けた準備を進めているほか、中絶を選んだ人や出産を選んだ人、シングルマザーなど、同じような経験をした人たちが繋がって話を聞いたり、励まし合えるような、「相談の『その後』を繋ぐサロン」や、「双子育児家庭等への訪問型の育児支援」にも動き出そうとしています。 NPO 法人そらいろコアラはこれからも、子育てに関わる様々な事業を展開させていこうと考えています。「まだまだ活動の日も浅く、一緒に活動してくださる仲間や、協力くださる団体さんを日々探しています。ぜひお気軽にご連絡ください。」 繋がり継続「ゆ~かりイベント」、ボランティア時代から関わってきた方の、成人のお祝い会をひらきました   団体概要はこちら そらいろコアラ Emai   sora.iro.koala.npo@gmail.com HP   ttps://npo-sorairokoala.jimdofree.com/ Twitter https://twitter.com/sorairo_koala Instagram https://www.instagram.com/sorairo_koala/ Facebook https://www.facebook.com/sorairo.koala/ ★団体サポーター会員募集中! syncable.biz/associate/Sorairo-koala/donate ★団体メルマガ「そらいろノート」登録無料! https://forms.gle/YvP6TXjxXLSStqUr6   県南地域コーディネーター 宮岸さん 相談のハードルが非常に低いので困った人が安心して相談できる仕組みが出来上がっています。全国で前例のない医療現場と連携した居場所作りはとても有意義な事業になると感じます。 何より、インタビューをしていてそらいろコアラさんに勢いを感じました。これからの発展に注目したいと思います!

 

フードバンク 県北

フードバンク県北 實寿夫さん フードバンク県北 25 年 4 月に開設されました。生活困窮者を支援するため、定期的に食材を配布する活動や、福祉施設への食材配布、特に小規模の福祉施設(薬物依存症更生施設など)に対して食品配布を行なっています。 食料品配布の日時は毎月第二土曜の午後、V ネット県北事務所にて行っており、配布するための食材は、個人や企業に呼びかけて寄付を募っています。 新型コロナウイルスの影響によりアルバイトができなくなってしまった学生や、経済的に困窮している家庭、高齢者世帯など、必要としている人は多岐に渡ります。また、県北の「こども食堂」とも連携しており、フードバンクで集まった食材は必要に応じて子供食堂などにも食材を提供しています。 情報の周知や寄付として受け取った食品の整理、配布のための準備や事務作業などは全てボランティアスタッフが行っており、80 代で毎回動いてくれるスタッフもいます。   断らない但さんたちの立ち上がり 当時、県北にはフードバンクがありませんでした。65 歳以上のボランティア活動男性 4 人、通称「断らない但さんたち」が話し合った結果、自分たちで行おうという話になり「県北フードバンク」が立ち上がりました。4 人それぞれ別の活動も抱えていましたが、社会に必要なことは自分たちでやろうという思いでした。 当時、まだ「貧困」という問題はあまり知られていませんでしたが、社会には間違いなく必要な、なくてはならない存在だと思い、宇都宮の NPO などとも話し合いながら進めていきました。食料配布は、生活の中で最も基本となる「食」を支える大切な活動です。食が安定しなくては、仕事や家庭の安定も難しくなってしまいます。どこかで余っている食材を、本当に必要としている人たちのもとに届ける活動が、地域のいろいろな場所で必要だと思います。フードバンクが始まってからは、実際に配布していく中で「貧困」の現実を目の当たりにし、やればやるほど社会に必要な活動として継続していきたいという思いが強くなっていきました。 必要とする人がいる限り 集めて配るだけではなく、集めた食材の管理や配布のための整理などにも多くの時間を要します。しかし、今回のコロナの影響により、派遣切りの人もたくさん増えました。また、飲食業界や宿泊業界の人たちなど、生活に困窮する人は非常に増えています。フードバンクの活動がなくなってしまえば、そういった人たちの食を支えることができなくなってしまいます。しかし、その分食材を集めるためのお金や運営費を集めるための取り組みも、もっと行っていきたいと思っています。   寄付募集中 手伝ってくれる人材や運営費・食品の寄付などはいつでも求めています支援者の裾野を広げて行きたいので、興味のある方 がいたら、ぜひ連絡ください。また、県北フードバンクでは「保冷庫」を探しています。夏の間、お米を適温で保存しておくための環境をつくるため、もし使わなくなった保冷庫などをお持ちの方がいましたら、お声掛けください。   県北地域コーディネーター 濱野さん コロナ禍により、食料の確保が難しくなった人は、決して少なくないと思います。普段から、生活困窮者のサポートとして食材を配布している団体だからこそ、こうした有事の際にも対応できるのだと思いました。そういった意味でも、やはり日常的にサポートできる体制を作っておくことの大切さ、それを担っている団体の貴重さを改めて実感しました。

 

NPO法人 いちかいネット 子育て羽ばたき

N P O法人 いちかいネット子育て羽ばたき 副理事長 永島朋子さん 活動への思い いちかいネット子育て羽ばたきは、子どもたちがここでたくさん遊んで、みんなに育ててもらったな~という思いを持って、次の大きなところへ羽ばたけるようにとの思いで活動しています。子どもたちがここを「ふるさと」って呼んでくれるような、親御さんたちがこの町で子育てしてよかったなと思えるような、地域の人たちがこの場所に住んでいてよかったと思えるような、そんな地域になればいいなと思っています。 いい子どもに育てようと思ったら、いろんな大人の人に関わってもらわなくちゃいけないし、いい大人と関わってもらうには地域もよくしなくちゃいけない。そして、地域をよくしたら、みんなが住みやすい。助け合いの子育てをしながら、助けたり助けられたり、総合援助しながら、そんなふうにしていくと、いい地域ができるということがわかったんです。それが今の活動の大きな趣旨になっています。   主な活動について 主な事業として、放課後児童クラブを事業として行っています。働いている保護者の人の支援ということです。その他、ファミリーサポートセンターの事務局も受託しています。これも助け合いの子育てですが、子どもを預かって欲しい人、預かりたい人をマッチングさせて、手が足りないところを補ってもらうというような形で、提供会員さんの要請をしたり、利用会員さんの募集をしたりということを行っています。 自主事業としては、春夏秋冬と自然体験活動をしています。この活動はもともと、地元をただ素通りするだけじゃなくて、地元で遊ぶ活動があるといいなということで始めて、ずっと続けています。例えば、実際に川に入ればそこにいる生き物のことがわかります。そうすれば、これを守っていかなければいけないということもわかるようになります。活動の内容としては、田植えや稲刈りをしたり、地元で蛍を守り残している人にお話を聞いて観察したりなどなど。もちろん地元の人にもたくさん遊んで欲しいですが、地域外の人にも「市貝町ってこんないいとこなんですよ!」ということをアピールできたらという思いもあって、毎年都心から市貝町に、東京の足立区の子たちが遊びにきてくれるという活動もしています。 コロナで地域食堂は休止。だけど、つながることを諦めない、学習支援スタート つながることを諦めない、学習支援という事業が、去年の 8 月からスタートしました。コロナで、定期開催してきた地域食堂ができなってしまいました。それで寂しい思いをしている子がたくさんいたことや、休校になって、不安に思っていた子が少なからずいたということもあり、コロナでもできることはあるよね!ということで、やれることからちょっとずつ始めました。学童始まった時も、学校でもない、家庭でもない、第三の地域の居場所作ろうとスタートしました。 実際に学習支援の現場では、子どもたちは準備や片付け、距離を取りながらやることにも、すごく協力してくれています。少し喋ってしまう子も、「この時間は勉強を頑張ろう!」というと、頑張って勉強しています。 そのご褒美ではないですが、各自自分の席でおやつを食べる「もぐもぐタイム」というおやつ休憩の時間も設けています。お家にいるお母さんがちょっと手間をかけておやつを作るように、おにぎりとかホットケーキ焼いたりとか、パフェ作ったりとか、支援さんが工夫して、食育も兼ねてやっています。今は子どもたちに何のおやつがいいかって聞くと、「お菓子!」とかって言うんです。支援さんも一生懸命作ってるのにそんなこと言われたら、心折れますよね。(笑)でもそれはきっと、大きくなったときにわかるんですよーっていうような話をしています。 大きくなって、親元離れたり高校卒業したりして、自分で衣食住をやらなくちゃいけなくなったときにきっと、ああこういうの食べたことあるなとか、ああゆうの食べたいなとかって思い出すものだと思います。だから、今手をかけてもらったことはきっと大きくなったときに、ちゃんと心に留まっているし、その子に肉づいていると思いますよって。   これから やっぱり大事にしたいことは、地域の方の関わりです。昔、「巻き込む」っていう言葉が流行ったように、みんなで一緒に楽しくできたらいいなっていうのはいつも思っています。そのためにはどうしたらいいかを、行政でもなく地域でもない、間の立場で考えるのが私たちの役割だと考えています。 行政ともうまくできたり、地域の人たちの話も聞いたり、行政の手の届かないところを、私たちが自主的に始められるようにしたりなど、常にアンテナを張って地域の困りごとや課題をタイムリーに吸い上げられるような位置でありたいです。楽しさと大変さは裏腹かもしれないですけど、協力とか共同とかを一緒にできる、そんな地域になれたらと願っています。 団体概要はこちら 県東地域コーディネーター 萩原さん 子どもたちが地域のみんなに支えられて育っていけるように、そして地域の人もみんながこの町に住んでいてよかったって思えるように、そのためにできることはどんどんやっていく!というパワーがよく伝わりました。羽ばたきさんのこのパワーは、きっとすでに地域に広がっているのだろうと思い、とても素敵な活動をされているのだと感じました。

 

自立援助ホーム「マルコの家」

自立援助ホーム マルコの家 施設長 野原知子さん 青少年が社会で生きていくための準備をする自立援助ホーム 自立援助ホーム「マルコの家」は何らかの理由で家庭に居場所がなく、義務教育を修了した 15 歳以上 20 歳までの青少年が暮らしています。定員は男女合わせて 8 名。スタッフと共に集団生活をしながら社会的に自立した生活を送る準備をしています。 「マルコの家」では青少年たちが” あたり前の生活” を送れるようにスタッフが掃除、ご飯の準備、青少年たちの相談に乗るなど安心・安全な生活環境を整えています。幼い頃から過酷な生活を送ってきた青少年たちは他人との信頼関係を築くことが出来ず、誰にも頼ることができませんでした。集団生活を通して話し合う、相談する、協力し合う、そして自分を大切に思うという”あたり前” を経験していきます。   さらに、青少年たちは自分で選び自分で決めるという経験を積み重ねていきます。この経験は入居を決めることから始まります。児童相談所の保護を受けて「マルコの家」に来所した入居対象者は「マルコの家」のスタッフからホームでの生活の説明を受けます。そこで本人の「ここで生活しよう」という意思が伴い、契約を結びます。入居してからも仕事や給料の使い方など、生活のありとあらゆることを自分で選択し行動します。もちろん自分で決めたことで失敗することもあります。失敗してもやり直すことができる、失敗から学ぶことができるという” 失敗した時の保障” があることを知り、自立のための経験を積み重ねます。 また、青少年たちが退所した後も「マルコの家」との関係は切れることはなく続いていきます。「マルコの家」は青少年たちにとっ て帰ることのできる場所になります。何か困ったことや相談したいことがあればいつ来てもいいのです。ある日、退所した青少年が「マルコの家があるから今の私は大丈夫だと思える」と言ってくれました。「マルコの家」は退所後も「安心できる場所」となっています。 「マルコの家」では自立援助ホームやそこを必要としている青少年が存在することを知ってもらうことを目的に啓蒙活動に力を入れています。薬物関係やフードバンクなどの講師を呼んだ勉強会や、青少年を取り巻く社会課題をテーマにした映画会を企画して実施してきました。また、人が多く出入りするバザーや地域の祭りへのブース出店、寄付活動を通した街頭呼びかけ運動もしています。 「知った責任」 「マルコの家」は前ホーム長の小田さんの想いのもと、2010 年に栃木市で開所されました。当時、自立援助ホームは栃木県内では宇都宮に 1 か所しか存在していませんでした。元々里親活動をしていた小田さんは「栃木県内だけでもまだまだ行き場のない青少年たちがいる」と感じていて、「そんな若者たちの支援をしたい」という気持ちを抱いていました。当時小田さんは単独で動いていました。共に活動する仲間を探す中、「自立援助ホームを立ち上げたい」と社会福祉法人「イースターヴィレッジ」に相談したところ、当法人を母体として始めようと話が進むことになります。 そして、現ホーム長である野原さんに立ち上げスタッフとして声がかかることになります。野原さんはそれまで自立援助ホームのことを知りませんでしたが、話を聞いたときに「知ってしまった責任」を感じました。「自立援助を必要とする青少年たちがいることを知っているのに何もしないわけにはいかない。私に出来ることがあればやってみよう」と想い、「マルコの家」のスタッフとして携わることになりました。働きながら一人の人間として青少年たちと真伨に向き合い、彼らと共に道を歩んできました。開所から 7 年経った時にホーム長の立場を受け継ぎ、今もホーム長として「マルコの家」を引っ張っています。 これから 「マルコの家」が出来てから 10 年経ちますが、社会が変化するにつれ、自立援助ホームも利用者も変わってきています。以前は非行によって保護される青少年が多かったのですが、最近は精神的な障害や知的障害を持つ利用者が増えてきています。このような人たちは仕事を探すことが中々難しく、就職することも困難となっています。そこで、社会と繋がれる場所として「マルコの家」が就労支援を行えたらいいなと思っています。 例えば「マルコの家」がこども食堂などを企画して手伝いに来てもらうということでもいいと思っています。「マルコの家」としては「どんな青少年たちも社会と何かしら繋がっていてほしい」という想いがあるので、そういう居場所を作っていきたいと考えています。 団体概要はこちら 県南地域コーディネーター 宮岸さん 想像以上に過酷な養育環境を過ごしてきた利用者が多いようです。野原さんは自分にも青少年たちにも正直に向き合っているように感じました。そのような人が働く施設だから利用者の自立に繋がるような気がします。本当に必要な施設だと思いました。