にじのわ地域食堂&子ども食堂

にじのわ地域食堂&子ども食堂 小尾柚月さん

にじのわ地域食堂&子ども食堂

菊沢のコミュニティーセンターで、第1・第3月曜日に、子育てしている家庭や、一人暮らしをしているお年寄りや学生など、ご飯を作るのが大変な方たちを中心に、お弁当の提供をしています。地域のボランティアの方の協力のもと、運営をしています。

 

活動を始めたきっかけ

去年の5月に、近所のおばあちゃんが旦那さんを亡くし、毎日一人でいるのが寂しいという声を聞いた時に、自分も東京から栃木に来て一人暮らしをしていて、友達もいなくて寂しいなと思っていたところだったので、だったら寂しいもの同士、一緒にご飯が食べられたら楽しいなと思ったのがきっかけです。最初は、勤務している介護施設の空き部屋を借りて、地域の方たちに声をかけて地域食堂を始めました。

また、鹿沼市内にある他の子ども食堂などに見学しに行ったり、地域の方の声に耳を傾けたりする中で、子ども食堂もやってほしいというニーズがあることがわかってきました。そのため、今は施設の部屋が利用できなくなったということもあり、コミュニティーセンターを借りて、地域食堂&子ども食堂という形で運営しています。

 

地域のニーズに合わせて、みんなで食卓を囲む時間を作りたい

今はコロナの影響でお弁当の提供という形で活動していますが、もともとは、地域で一人暮らしをしていて寂しいと思われている方たちと一緒にご飯を食べたいという思いから始まったので、お弁当だけじゃなくて、地域の居場所として、子どもたちからお年寄りの方まで、みんなでご飯を囲めるような活動ができるようになればいいなと思っています。

子ども食堂と地域食堂を分けるということも考えています。そこは地域のニーズに合わせていけたらと思っています。

子ども食堂としてのニーズにも応えていきたいし、日中に一人でお昼ご飯を食べたりするのが寂しいと思っている方が多いなら、日中の地域食堂もいいなとも思います。夜ごはんでみんなで食べたい!となれば、今のように子ども食堂&地域食堂という形でやっていこうと思います。とにかく地域の声を一番に大切にして、いろんな方にとっての居場所づくりをしていきたいです。

 

自分も楽しいし、みんなも楽しい!

地域食堂をやっている時は、「こんなに笑ったのは本当に久しぶり!」と言ってもらえたことすごくが嬉しかったのを覚えています。人と話す機会が減ってしまったという方に、楽しい!と思える時間を作れたということは嬉しかったです。子ども食堂の方にも、いつもご飯を作るのが大変だし、値段のこともあるし、「本当に助かってます!」と言ってもらえるとすごく嬉しくて、やりがいを感じます。

また、自分自身も普段は仕事で忙しかったり、一人で暮らしていたりと、自分の生活で精一杯になってしまいがちな中で、サードプレイスとして、誰かと何かをするという時交流の時間が、自分にとっても息抜きになっていて、楽しい時間だなと思って活動しています。ある意味、自分のためでもあるし、それが誰かのためにもなっているというのが、本当にやってよかったなと思えることです!

 

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