誰もが安心できる暮らしを社会全体で支える|とちぎ 子ども・若者・地域 支援ネットワーク 誰もが安心できる暮らしを社会全体で支える|とちぎ 子ども・若者・地域 支援ネットワーク
子どもだけでも安心していける|子ども食堂 子どもだけでも安心していける|子ども食堂
みんなが安心して学べる場所と機会|学習支援 みんなが安心して学べる場所と機会|学習支援
全ての子どもたちに自然体験の機会|体験活動 全ての子どもたちに自然体験の機会|体験活動
人とのつながりを感じられる社会|居場所提供 人とのつながりを感じられる社会|居場所提供
まだ食べられる食品を、困っている誰かへ|フードバンク まだ食べられる食品を、困っている誰かへ|フードバンク

誰もが安心して暮らせるとちぎをつくるため、みなさんのご協力をお願い致します 誰もが安心して暮らせるとちぎをつくるため、みなさんのご協力をお願い致します

日本の子どもの相対的貧困率は「7人に1人」にのぼり、また新型コロナウイルスの影響で解雇・雇止めになった人は2021年1月に8万人を越え、いまだに増え続けています 。2020年秋以降には若者や女性の自殺率が急上昇するなど、社会情勢は不安極まりない状況です。 コロナ禍の影響により顕著になったのは、経済や生活の格差だけでなく教育や心の安定の格差でした。

地域でコツコツと頑張って活動している団体は多いですが、活動の性質上、外部への発信が難しいことも多々あります。本ネットワークは、県内のそうした活動をご紹介し、皆さんと一緒に「誰もが安心できる暮らし」を社会全体で支える仕組みの充実を目指しています。

インタビュー

活動されている団体や応援してくださる企業、団体の方をご紹介します。

 

認定NPO法人蔵の街たんぽぽの会

代表理事 石河不砂さん   子育て支援と環境整備で人と人が支えあう地域作り 認定NPO法人蔵の街たんぽぽの会は、障がい児・者、高齢者、児童などさまざまな人がお互いのハンディにかかわりなく交流できる場をつくってきました。参加者が交流を楽しみ、自立・自己実現を目指すとともに、地域の子育て支援と地域の環境整備を通して、人と人とが支えあう地域社会づくりに寄与することを目的に20年以上活動を続けています。 1982年に前身となる団体「栃木身体障がい児・者親の会」から活動が始まり、現在に至るまで様々な活動をしてきました。それらの活動と想いについてお話したいと思います。   親と子のサロン「とちぎおもちゃ図書館」 認定NPO法人蔵の街たんぽぽの会は自主事業として、おもちゃで自由に遊ぶことのできる「とちぎおもちゃ図書館」を運営しています。1989年から運営を始め、1992年から栃木保健福祉センターに常設されるようになりました。さらに、2020年4月には「子育て支援センター」の運営に携わり、子育てに関する相談業務を併設して行っています。 子ども図書館ではそこにあるおもちゃで自由に遊ぶことが出来ます 「とちぎおもちゃ図書館」は誰でもフラッと好きなときに出入りすることができ、500種類以上あるおもちゃで遊ぶことができます。また、子ども一人につきおもちゃを1点、無料で1週間貸し出すサービスもしています。 おもちゃは子どもの興味関心を促し、遊びを始めるきっかけとなり、遊びは人の成長に大切な力を発揮します。色々なおもちゃに触れる機会を作ることで子どもの豊かな感性を育み、親子の触れ合いに役立ててもらうことを大切にして運営しています。 「とちぎおもちゃ図書館」の運営には、保育士を含めた職員とボランティアの方々がスタッフとして関わっています。利用された人たちの中から気になるケースがあれば、家庭相談員や心理士、助産師と連携し、適切な機関に連絡、相談をしています。ヤングケアラーやネグレクトで虐待につながる可能性のある子どもが、自分の家のように過ごせる居場所「子どもの部屋たんぽぽ」を利用することになったケースもあります。   障がい児として生まれた子どもの親たちが作り上げた空間 障がいとは身近なもので、ちょっとした出産トラブルで赤ちゃんが障がいを持ってしまうこともあります。今、自分が健康だったとしても何かしらの事故でいつ体が不自由になるかもしれません。 「みんな障がいと隣り合わせということを分かってほしい」という想いで1982年に障がい児をもつ親の当事者団体「栃木身体障がい児・者親の会」を私を含む仲間4人と立ち上げました。 その当時、障がい児は地域の中で生きていきたくても保育園や学校に入れず、行くところがあまりありませんでした。そこで親同士が集まり、障がい児とその親の居場所づくりを行うことにしました。 居場所づくりを進める中で、障がい児もそうじゃない子も遊ぶときは変わらないことに気づき、誰でも来れるおもちゃ図書館を目指すことに。 「栃木身体障がい児・者親の会」とボランティアのメンバーで「とちぎおもちゃ図書館」を運営していましたが、月日が経つと、参加できる障がい児の親が減ってきました。そこで「栃木身体障がい児・者親の会」は親睦団体として残しつつ、地域の人と協力しながらおもちゃ図書館を運営する「蔵の街たんぽぽの会」を2002年に設立する運びとなりました。 私自身も障がいのある子どもがいます。その経験からも強く感じているのですが、生活の中で子どもと何かをしようとするときに先にその子どもが出来ることを決めつけてしまうと出来ることが狭まってしまいます。でも一緒にいて見守ることからスタートすると、私が考えている以上に出来ることが見えてきます。体験したり遊んだりすることでその子のことを理解でき、より多くの出来ることを発見できます。子どもの成長する環境をどのように整備するかが大事だと感じています。   本当に支援が必要な子どもたちに届く社会に 支援が必要な子どもたちと関わるようになり、今、社会が見なければいけない子どもたちが沢山いると感じています。特に貧困という課題を抱える家庭があるなかで、子ども食堂が増えてきているのは、社会としてとても大切な動きだと思っています。その一方で、まだまだ子ども食堂にも行く事ができない子どもたちがいることも実感しています。 貧困の子どもたちが子ども食堂などの環境に行けるようになるためには、要支援の家庭の事情を社会全体が理解しようという意識になる必要があり、誰がどこに行っても入りやすい環境を考えていく必要があると思っています。 今後は多くの人たちが関わり、活動しやすい環境を整えるためにも、団体の立ち上げ方、関わった人が活きる仕組み作りなど、蔵の街たんぽぽの会の知識や経験を伝えていく活動をしていきたいと考えています。     取材 宮岸誠おもちゃ図書館自体が夢の国のような場所なので誰でも入りやすく、自然と遊べる雰囲気が出ていてこの環境づくりは素敵だと感じました。歴史がある団体で親も子どももおもちゃ図書館も共に成長してきたような印象で、活動が地域のつながりになり、輪を広げている様子をヒシヒシと感じました。   

 

アイング株式会社

無農薬野菜の栽培スタート! アイング株式会社さんの福利厚生として始まった無農薬野菜の栽培。たくさんの収穫が見込めるとの事で当ネットワークにご寄付いただきました。いただいた野菜は、県内の子ども食堂、学習支援教室などにお渡しさせていただきました。 アイング株式会社の経営企画室 DX推進担当部長の守屋さん、営業本部関東第2グループマネージャーの鈴木さんに、無農薬野菜栽培の経緯についてお話をおうかがいしました。 アイング株式会社 ビルメンテナンス(掃除・警備・設備管理)を主な事業として始まりましたが、お客さまのニーズに応える形で人材派遣やテナント運営など多岐にわたるサービスを全国各地で展開しています。 社内の福利厚生としてスタートした農業 守屋さん)休耕地の利活用と、社員への福利厚生の一環として自社で育てた野菜セットを届けることを目的に、栃木県小山市で無農薬野菜の栽培を始めました。 ビルメンテナンスの業界では人の入れ替わりが激しく、ノウハウの蓄積や業務品質の向上が難しいのが課題でした。「一人の人に長く勤めてもらう」事を考えた時に、福利厚生の充実が鍵だと思い、従業員が関われる取り組みとして、野菜栽培に注目しました。社内システムを使って「今日、タネを植えました!」「畑に鷺が来ました」など、畑での様子を従業員に向けて発信しています。日本各地で働く従業員が野菜の成長を見守ってくれています。 畑のお野菜を育てています! 鈴木さん)以前は警備員として勤務していましたが、この取り組みを行うにあたり、野菜栽培の担当となりました。これまでとは異なる分野での業務となり、慣れないことも多いですが、日々野菜と向き合い、草や虫と戦っています。当社が西武池袋店の廃棄物や生ごみの処理を担当しているご縁で、店舗で出た生ごみ等から作った堆肥を西武さまから譲り受け、畑の基礎となる土づくり時に使用しました。 畑を始めて2年目になりますが、農業の難しさを実感することも多いです。収穫祭を企画した時のことです。祭前日の夕方に300本ぐらいのとうもろこしが収穫できそうだと話していたのですが、当日畑に行くと、猪がとうもろこしを全て倒していて収穫できないということもありました。自然が相手なので大変なこともありますが、収穫した野菜を届けた従業員から手紙や電話で反響をいただけるのはとても嬉しいです。 現在はコロナもあり近郊の従業員が対象ですが、「収穫体験」などのプログラムを開催しています。今後は、「芋掘り体験」などの親子向けプログラムを企画したいと考えています。 また、65歳までお勤めの従業員も多く、漠然と将来への不安を抱えている方も多いです。その様な方へ小山で農業の研修を実施し、ご自身の自宅近くに畑を借り、野菜を育てていただき、その野菜を買い取ることまで展開できればと考えています。少しでも安心して定年までお勤めいただけることを期待しています。 我々の商品・サービスは「人」であり、「働いている従業員」ですので、従業員を大切にするのが大原則です。福利厚生や退職後についても会社として一緒に考えていく事を大切にしています。

 

NPO法人 フードバンクとちぎ

理事長 古川明美さん、理事 古川勉さん、監事 田中秀和さん、酒井操さん   企業から施設へと食品をつなぐ「フードバンクとちぎ」 「フードバンクとちぎ」は、食品関連企業などから寄贈された安全・安心な食品を、必要とする施設などに無償で提供している小山市内のNPO団体です。 「フードバンクとちぎ」では、主に企業からの寄贈食品を管理し、特定の施設へ配送するコーディネート活動を担っています。毎週土曜日に受け取った食品の品質を確認し、施設ごとに何をどのくらい配送するかを調整したのち、児童養護施設をはじめとした約15の団体に届けています。対応が難しい平日や、個人の方への食品の配布は、小山市社会福祉協議会と連携して行っています。 食品の内容としては、パン・米製品等の主食から果物、菓子や飲料まで多岐にわたっています。時には期限が近くなった災害時用非常食が企業から一度に大量に提供されることもあれば、利用者のニーズを受けて少量多品種の食品を配達している施設もあります。こういった様々なケースに対応しながら「フードバンクとちぎ」は取り扱う食品量のバランスを保っています。その量は2020年度は約8.6トンにもなります。そのため数的な管理も重要な作業の一つで、バーコードを用いて商品データをPCに取り込み記録するなど、活動を継続するために効率化も進めています。 コツコツ歩んだ12年間 「フードバンクとちぎ」の活動は2010年から始まりました。日本初のフードバンクである東京の「セカンドハーベスト・ジャパン」の存在を知り、研修を受けたことが活動を始めたきっかけです。その当時はフードバンク団体が全国で急速に立ち上がり始めた頃で、日本社会での「フードバンク」の定義そのものもはっきりと確立されていませんでした。そのため栃木県ではもちろん、全国のフードバンク団体がそれぞれやり方を模索しながらの活動だったとメンバーのお一人は話しています。 まず理事のメンバーで研修会を行い、当初はセカンドハーベスト・ジャパンから食品の提供を受けていました。次第に地域の企業や団体から食品をもらえるようになり、2011年3月の東日本大震災後は定期的な活動へと発展していきました。 「フードバンクとちぎ」は母体となる団体があったわけではなく、フードバンクの活動そのものを目的とし、立ち上がったNPO法人です。主に活動しているのはボランティア4名ほどで、人数と金銭的な制限がありながらも、これまで一連の活動を続けてこられたのは提供される食品があったから、そして配布先とお互いに協力し合う関係があるからといいます。例えば、食品の保管のために普段使用している冷蔵庫は、毎週配布をしている施設の一つから寄付されたものです。 活動メンバーのお一人は、「やり方すらわからなかったところから私たちは10年以上続けてこられた。大規模な団体でなくともフードバンクはできる。だからどの地域にも一つそういうのがあれば」と話しています。     長く続けられるボランティア活動を コロナ禍により貧困問題がさらに深刻化している現在、「フードバンクとちぎ」ではフードバンクを通じて食べ物の支援が必要な人はもちろん、全ての人が必要な時に必要な食べ物が手に入る社会の実現を目指しています。そのため、各メンバーが仕事と掛け持ちで活動に制限がある中でも、現状を維持していくことが今後も大切だと語っています。それは、フードバンクは専門の団体だけが食品を集めて配達する活動ではなく、少人数でも地域の草の根的な運動であっても継続して続けることで成果をあげられたり、様々なネットワークを作ることができることを実際に示すことで、フードバンク活動が多様化し活性化を促せるのではないかと考えているからです。 また、日本のボランティアは依然としてどこか自発的ではない印象があることも最後に挙げ、フードバンク活動は食品リサイクルの観点から、食品を必要とする人にのみ向けた取り組みではなく、全ての人に関係する課題に有効な取り組みであることをもっと知っていただきたいと考えています。多くの人が自らの課題としてそれぞれのできるやり方でフードバンクに関わっていただき、企業などにもその輪が広がることによって、日本でのボランティア文化の広がりを願っていました。 今日も「フードバンクとちぎ」は「日本一小さなフードバンク」として、食品ロスの軽減と貧困問題の改善に向け、ささやかな活動を続けています。 団体の概要はこちら 取材 小松原さん規格外食品がある企業と、それを必要としている団体だけではなく、両者をつなぐフードバンクの活動があってこそ、効果的・継続的に食品を活かせることを学びました。また、改めて自分のボランティアに対する向き合い方を考えるきっかけになりました。  

コラボ事例のご紹介

物品寄付とは別の支援の形。
支援企業・団体とのコラボ事例をご紹介致します。

 

半田農園×キッズハウスいろどり じゃがいも収穫祭2020

6月下旬、半田農園様のご協力のもと、宇都宮市瓦作地区でじゃがいもの収穫祭を開催しました。 広報開始直後に想像以上に申込みが殺到し、一瞬で定員に達しました。緊急事態宣言解除後だったこともありますが、初めての方も多く、これだけ多くの方が自然の中で体を動かせる活動の機会を必要としていることを実感しました。天気にも恵まれ、当日は8家族、30名、子どもは2歳から12歳までが集まりました。 じゃがいもの大きさグランプリが開催され、一番大きなじゃがいもを掘った子どもには、半田農園さんからプレゼントが用意されました。競争となると子どもたちはいつも以上に頑張ります!大人を置いて、目を輝かせて奥のほうまで探しにいきます。自分の手のひらよりも大きなじゃがいもを両手いっぱいに抱え、真剣な表情のこどもたち。広い畑のじゃがいもを最後まで収穫することができました。 昼食は、一緒に汗を流したみんなと、トルネードポテトやサンドイッチなどを美味しくいただきました。 最後にドキドキのグランプリ結果発表を行い、野菜のプレゼントもいただいて、収穫したじゃがいもをお土産にいただきました。こうした収穫の経験が子どもたちの野菜への興味を育ててくれることを願っています。 「いろどり通信より」

 

カルビー株式会社×昭和こども食堂 新年会こども食堂2 0 2 0

カルビー株式会社様協賛による「新年会こども食堂2 0 2 0 」を開催しました。 参加した子どもたちは4 歳から中学生まで2 2 人、カルビー株式会社様からも社員の皆さんがボランティアでたくさん来てくださり、約4 0 人で楽しい時間を過ごすことができました。 新年会をテーマにご飯や遊びを企画しました。子どもたちと一緒に作れる巻きずし、おもち、そしてカルビーの方が用意して下さったケーキの飾りつけをしました。好きな具材を詰め、ぎゅうぎゅうと力を入れて巻いていくのは子どもたちには少し難しかったようですが、ボランティアさんと一緒に頑張ってたくさん作ってくれました。 ゲームには福笑いやブンブンゴマ、ポチ袋釣り、ストラックアウトが並び、いつも参加してくれている子も新しい遊びを満喫できたようでした。 いつも来てくれる子もイベント時に顔を見せてくれる子も、たくさんの大人との関わりを一緒に楽しむという時間を共有することができました。 「いろどり通信より」