インタビュー

活動されている団体や応援してくださる企業、団体の方をご紹介します。

 

ちゅんちゅんこども食堂 すずめのす

様々な「体験」ができる子ども食堂を 毎月第2・第4火曜日、17:30-20:00に食事の提供と子どもの遊びを行っています。学習支援の希望があれば、学習支援も行 います。 参加者は未就学児から低学年が多く、小学6年生までいます。ボールプールや滑り台などの遊びが人気です。ソフトチャンバラなどをやって元気に遊ぶ子どもたちもいます。 コロナ前は40人程度おり、コロナがあってからは多少減りましたがそれでも30人程度 はきてくれています。  建物は元飲食店で、改修には多くのお金がかかる予定でした。しかし、多くの方が共感してくれて、いろいろな人のボランティアや寄付などで低額で改修を行っ ていただき、当初の予定よりも遥かに安い金額で始めることができました。  コロナの流行時は、食堂で食べることはお休みにして、お弁当を取りに来てもらったり、配達したりしています。お弁当の時には、同居の家族にも提供ができるため、1 00食近い提供となっています。  お弁当のサイズはかなり大きめのサイズにしていて、調理は主婦の方や会社員、学生など全体で約20名がボランティアでやってくれています。長期休みには中学生が手伝ってくれることもあります。  お弁当提供では、わずかな時間に少しでも子供と触れ合えたり、楽しみを作れるよう に、例えば、バレンタインの日は、お弁当と合わせてチョコの掴み取りを行うなど 行事を考えています。 また、食堂から徒歩1分の距離に公民館があり、そこで遊ぶ時間も大切にしています。   貧困による搾取をなくす 子どもの貧困問題は、人口減少に大きな影響を与えていると思っています。政策面での提案などと合わせて、まずは自分で動いてみよう、という思いから始めました。  いろいろ調べていく中で、キッズハウスいろどりさんが運営しているこども食堂連絡会に参加しました。そこでノウハウを学び、それからボランティアを募集、物件を探して開始に至りました。物件を探すのも大変でしたが、大家さんの理解をいただき、開設することができました。  子どもの貧困については、調べている中で、貧困家庭ではいろいろなものが剥奪されていることがわかりました。家族旅行や季節行事など、様々な体験の剥奪という状況 があります。結果、自己肯定感の消失に繋がり、子ども自身が「頑張っても報われない」と思ってしまいます。  子どもの自己肯定感が下がることだけは、なんとしても変えなきゃいけないと感じま した。体験・つながりの入り口として、「食べる」からという考えを聞き、こども食堂の開設に至りました。  経営していく中では、苦労もたくさんありました。 それでも、子どもの喜びや、子ども自身が変わっていく姿を見ていると、続けていか なくては行かなければいけない、と強く思います。 体験に力を入れた子ども食堂を もともと、BBQや夏祭りなど、体験活動に力を入れてきました。これからも感染拡大の状況を見ながら、体験の機会を多く増やして、子どもの自己肯定感をあげられる ように努力していきたいです。また、他のの団体とも連携して、体験の場を作ってい きたいです。 運営責任者 中塚英範さん 活動の概要はこちら   取材:濱野将行 「子どもを幸せにしたい」という中塚さんの強い思いを感じました。子供達一人一人が変化し、さらに次の子どもたちにつながるような、とても心が温まる活動のお話を聞くことができました。

 

若草ひかり食堂

施設職員 山口綾佳さん 若草ひかり食堂 社会福祉法人同愛会が母体となり運営しています。 活動場所である「コミュニティサポートセンターひかり」では、地域で暮らす障がいのある方々に対し、日中活動の場や就労訓練、相談支援等を提供しています。施設を使っていない夕方に、こども食堂を行っています。 障がい事業の利用者さんが食堂に参加することもあり、様々な交流を生み出しているのが特徴です。 以前は、週に一回、毎週水曜日に食堂を開催し、 子どもだけではなく、近隣の方にも参加してもらい、みんなでレクリエーションやゲ ームなどの季節行事、そして終わった後にご飯を食べて、一緒に片つけを行っていました。 また、工作やレクリエーションなどには準備が必要ですが、日中施設に通所している障がいのある方にも手伝ってもらっています。準備をしてもらったもので楽しむ子ども達の写真などをみてもらうと皆さん喜ばれ、意欲の向上に繋がっているようです。 コロナ禍では、感染対策により一緒に食事が出来ないため、お弁当の配布を行っています。 費用は大人200円、お子さん100円で、毎回30食以上のお弁当を配布しています。   事業では解決できない課題を解決 社会の課題が複雑化しているのを感じています。地域に貢献する仕事がしたいという思いもあり、どんな貢献ができるかを考えていました。法人として、保育や学童も行っていていますが、それぞれの枠の中では 解決できない課題がありました。事業だけでは解決できない課題を解決するためにど うすればいいか、という話し合いを職員間でしてきました。 そんな中こども食堂の情報を耳にし、職員の中からもやりたいという声が上がり、話 し合いの結果活動を始めるに至りました。 「こども食堂」とはなっていますが、子どもだけではなく、地域の高齢者や障がいのある方なども含めた地域住民の方々の交流を進めていきたいです。 また、こういった活動を通して、地域に福祉人材を育てていきたいです。 地域の活動の中でいろいろな人に出会い、地域住民の障がいのある方への理解が広まったり、福祉に対する魅力が伝わると思います。 実際、食堂に来ている子どもたちからも「将来福祉の仕事をやってみたい」などの声もありました。活動の中で福祉の魅力が伝わり、福祉に携わるきっかけになったり、より良い地域を作ろう とする人が増えていってくれると嬉しいです。 継続した活動と、居場所作り コロナが開けたらみんなで一緒に食べたいです。子どもたちからも、お弁当配布の際に「いつ一緒に食べられるの?」と聞かれます。こども食堂の大切な役割の一つに「居場所作り」があると思います。お弁当の配布に限ると、居場所作りはなかなかできないので、心苦しいです。コロナの様子を見ながら、徐々に再開できるように頑張りたいです。 お弁当を作ってくれる栄養士さんからも、地元の野菜などを活用した食育などの話が 出ていました。地元の野菜などをご寄付いただければ、それを活用した料理を作り、子どもたちにも地元の良さを伝えていきたいです。 また、こういった活動をしっかり「継続」していくことも大切だと思います。継続して活動ができるように体制を整えていきたいです。  団体の概要はこちら   取材:濱野将行 障がいのある方や、高齢の方も一緒に食事をしたり、作業を通じて繋がれ る関係性が素敵だと思いました。 社会福祉法人としての取組らしさが出ていて、聞いていて楽しい活動でした。 

 

とちぎYMCA「つぼみ食堂」

学生主体の子ども食堂に向けて 「つぼみ食堂」は、R4年の3月に始まる予定の子ども食堂です。現在進行形で細かいところを決めているところです。曜日は未定ですが、月に一回か二回程度から始めたいと思っています。 食べ物がなくて困っている人はもちろんですが、子どもたちの中には、学校と家の行き帰りだけで息が詰まってしまう子どももいると思います。学校が合わない子も、家庭などに居場所がない子も、気軽に来られる場所にしていきたいです。お兄さんお姉さんに悩みを相談したり、関係性の中で心の居場所が作れると嬉し いです。 「貧困」はお金の面だけではないので、どんな子でもこられるような、来やすい雰囲気の場所を作っていきたいです。 さらに、子どもだけではなくいろいろな世代が集まる場所にもしていきたいです。 居場所を求めているのは子どもだけではないので、子どもを中心にいろいろな世代にとっての居場所を目指しています。 今は、毎週火曜日に2時間程度、話し合いをしています。「つぼみ」というグルー プは、YMCAが母体となった高校生のグループです。県南、県北など、いろいろな 地域から集まっています。アドバイザーとして 職員もいますが、高校生の主体性を大切にしています。「みんなやる気があり、互いに刺激しあえるチームです。 子どもにとってのもう一つの居場所を作りたい つぼみの活動を考えていく中で、子どもの貧困について考える機会が多かったです。 自分たちは当たり前のように学校に行ってご飯食べているけど、それができない子どもがいる。居場所がない子どもがいる。そんな子たちに対して、ちゃんと栄養を取りなが ら、自分の居場所だと思える場所を作りたいと思いました。年間の活動計画を立てる ときに、子ども食堂の話が出て、メンバーの中でやりたいという声が多数あり、やることが決定しました。最初は夏頃にやる予定でしたが、コロナの影響で一度は厳しいかという話になり、あきらめかけた時もありました。しかし、それでもメンバーの中で やりたい気持ちが強く、話し合いを重ねていった結果、改めて開設して実施していく方向で話が進みました。 それから、YMCAの中で大人の方からも様々な話を聞いて学び、貧困のいろいろな 側面についても知っていきました。学生の団体なので、資金の問題や運営方法の問題 など、考えるべきことはたくさんあります。それでも、大人の方々に相談をして試行錯誤しながらやっていきたいと想っています。 「つぼみ食堂」オープン!  2022年の3月に子ども食堂をオープンする予定です。私たちの学生団体名「つぼみ 」にちなんで、「つぼみ食堂」というネーミングです。それまでの準備として、食品を提供してくれる場所を増やしていく必要があります。場所は「トライ東」で決まりました。また、アレルギーのある子どももいるので、そういった子たちへの対応も考えていきたいです。 また、みんなでポスターを作成したり、SNSを活用したりして周知していきたいと 思っています。 運営資金に関してもみんなで話し合っているところで、これから詰めていかなくて はなりません。とりあえずは、YMCAの関連団体からの補助を頂いて運営する予定で す。 いろいろな立場の人に届く活動をしたい 「子ども食堂」と一口に行っても、たくさんのあり方があると思います。私たちは、 まだまだ若い団体ですが、いろいろな立場の人に、1人でも多く届けたいです。その ためにも、学生団体らしい発信の仕方で活動をみんなに伝えていきたいと思っていま す。 私たち自身も感じていますが、子どもにとっては、家庭と学校以外の第3の居場所が 必要だと思います。子どもが相談したいと思っても大人に急に相談するのはハードルが 高く、気軽には相談できません。つぼみ食堂では、子どもが悩んだ時に気軽にお兄ちゃんお姉ちゃんの年齢の自分たちに相談できる空気を作っていきたいです。そして、 家庭内の課題を早期発見できるような体制が理想です。YMCA内には様々な組織があるので、課題があったときにはそういった組織と連携して対応していきたいです。 とちぎYMCA 高校生ボランティアグループ「つぼみ」担当スタッフ 阿久津知志さん(※令和3年度現在) 団体の概要はこちら ※スタートし、2023年3月まで毎月1回開催予定。       取材:濱野将行 高校生主体の活動というところに、とても驚きました。インタビューの時 も、高校生一人ひとりの主体性を実感しました。子どもにとっては、 斜めの関係にしか出せない自分がいるはずなので、つぼみ食堂は全国的にも非常に貴 重な存在だと思います。  

 

こども未来食堂 風の子

総合マネージャー さとうひろこさん こども未来食堂 風の子 家族の団らんやこどもたちに楽しかった思い出として残る時間の提供を大切にこども食堂を運営しています。 かつての地域のつながりを子供達に 昭和の時代は学校帰りに近所の家に寄って遊んだり、おやつを食べたりしていました。その中で地域の子ども達は大人と関り、見守られてきました。 まずは当時の楽しかった思い出を再現したい。また、一人っ子の孫の為に色々な人と の繋がりを与えたい、子ども同士のふれあいの場を作りたいと思い始めました。 子ども達のお父さん・お母さんには毎日の家事や仕事で忙しい日々から抜け出して、子ども達とゆっくりご飯を食べる時間を作りたかったのです。 普段は嫌いなものを食べないお子さんも隣の子が食べているのを見て嫌いなものも頑張って食べる姿も見えました。 こども食堂を始める際には親族に声をかけて、一家総出で活動しています。 今では様々な方から寄付を頂き、時にはおもちゃなどの寄付もあり、それを子ども達にはビンゴ大会やレクリエーションなどで届けています。 学校帰りに安心して過ごせる居場所 キッズカフェの開催も予定しています。子ども達が学校帰りに立ち寄れて、みんなでおやつを食べたり宿題をしたりなど、それぞれの過ごし方ができる場を作りたいと考えています。 また親御さんたちにとって、お仕事終わりに家事の忙しさから少し抜け出し、お子さんと触れ合い、向き合える時間を食を通して提供していきたいと思っています。 イベントとして、店内でおでんや綿あめなどを模擬店風に行い、これからも子供たちに楽しんでもらえる食を提供していきたいと考えています。 学校や部活動、習い事、家庭などの場所に加えて、地域 の居場所での様々な人との出会いが、これから成長していく上での糧になってくれれ ばいいなと思います。 また、子供同士のつながりや楽しかった思い出などもこの場所で培ってもらえたら嬉しいです。   団体の概要はこちら 通常時 17:30~、18:30~の2部制。 長期休み中は昼にも開催  ※コロナ感染拡大防止対策:人数制限/要予約制。開催日時なども含め利用される際は事前にご連絡ください。 取材 角田隼也 ご親族の方々と一緒に活動されているという事で、ここに来た子供達もある意味家族を感じながら過ごせる場所だと思いますし、カフェとしての営業もあることから大人も子供も安心して利用できる素敵な場所だと思います。

 

認定NPO法人蔵の街たんぽぽの会

代表理事 石河不砂さん   子育て支援と環境整備で人と人が支えあう地域作り 認定NPO法人蔵の街たんぽぽの会は、障がい児・者、高齢者、児童などさまざまな人がお互いのハンディにかかわりなく交流できる場をつくってきました。参加者が交流を楽しみ、自立・自己実現を目指すとともに、地域の子育て支援と地域の環境整備を通して、人と人とが支えあう地域社会づくりに寄与することを目的に20年以上活動を続けています。 1982年に前身となる団体「栃木身体障がい児・者親の会」から活動が始まり、現在に至るまで様々な活動をしてきました。それらの活動と想いについてお話したいと思います。   親と子のサロン「とちぎおもちゃ図書館」 認定NPO法人蔵の街たんぽぽの会は自主事業として、おもちゃで自由に遊ぶことのできる「とちぎおもちゃ図書館」を運営しています。1989年から運営を始め、1992年から栃木保健福祉センターに常設されるようになりました。さらに、2020年4月には「子育て支援センター」の運営に携わり、子育てに関する相談業務を併設して行っています。 子ども図書館ではそこにあるおもちゃで自由に遊ぶことが出来ます 「とちぎおもちゃ図書館」は誰でもフラッと好きなときに出入りすることができ、500種類以上あるおもちゃで遊ぶことができます。また、子ども一人につきおもちゃを1点、無料で1週間貸し出すサービスもしています。 おもちゃは子どもの興味関心を促し、遊びを始めるきっかけとなり、遊びは人の成長に大切な力を発揮します。色々なおもちゃに触れる機会を作ることで子どもの豊かな感性を育み、親子の触れ合いに役立ててもらうことを大切にして運営しています。 「とちぎおもちゃ図書館」の運営には、保育士を含めた職員とボランティアの方々がスタッフとして関わっています。利用された人たちの中から気になるケースがあれば、家庭相談員や心理士、助産師と連携し、適切な機関に連絡、相談をしています。ヤングケアラーやネグレクトで虐待につながる可能性のある子どもが、自分の家のように過ごせる居場所「子どもの部屋たんぽぽ」を利用することになったケースもあります。   障がい児として生まれた子どもの親たちが作り上げた空間 障がいとは身近なもので、ちょっとした出産トラブルで赤ちゃんが障がいを持ってしまうこともあります。今、自分が健康だったとしても何かしらの事故でいつ体が不自由になるかもしれません。 「みんな障がいと隣り合わせということを分かってほしい」という想いで1982年に障がい児をもつ親の当事者団体「栃木身体障がい児・者親の会」を私を含む仲間4人と立ち上げました。 その当時、障がい児は地域の中で生きていきたくても保育園や学校に入れず、行くところがあまりありませんでした。そこで親同士が集まり、障がい児とその親の居場所づくりを行うことにしました。 居場所づくりを進める中で、障がい児もそうじゃない子も遊ぶときは変わらないことに気づき、誰でも来れるおもちゃ図書館を目指すことに。 「栃木身体障がい児・者親の会」とボランティアのメンバーで「とちぎおもちゃ図書館」を運営していましたが、月日が経つと、参加できる障がい児の親が減ってきました。そこで「栃木身体障がい児・者親の会」は親睦団体として残しつつ、地域の人と協力しながらおもちゃ図書館を運営する「蔵の街たんぽぽの会」を2002年に設立する運びとなりました。 私自身も障がいのある子どもがいます。その経験からも強く感じているのですが、生活の中で子どもと何かをしようとするときに先にその子どもが出来ることを決めつけてしまうと出来ることが狭まってしまいます。でも一緒にいて見守ることからスタートすると、私が考えている以上に出来ることが見えてきます。体験したり遊んだりすることでその子のことを理解でき、より多くの出来ることを発見できます。子どもの成長する環境をどのように整備するかが大事だと感じています。   本当に支援が必要な子どもたちに届く社会に 支援が必要な子どもたちと関わるようになり、今、社会が見なければいけない子どもたちが沢山いると感じています。特に貧困という課題を抱える家庭があるなかで、子ども食堂が増えてきているのは、社会としてとても大切な動きだと思っています。その一方で、まだまだ子ども食堂にも行く事ができない子どもたちがいることも実感しています。 貧困の子どもたちが子ども食堂などの環境に行けるようになるためには、要支援の家庭の事情を社会全体が理解しようという意識になる必要があり、誰がどこに行っても入りやすい環境を考えていく必要があると思っています。 今後は多くの人たちが関わり、活動しやすい環境を整えるためにも、団体の立ち上げ方、関わった人が活きる仕組み作りなど、蔵の街たんぽぽの会の知識や経験を伝えていく活動をしていきたいと考えています。     取材 宮岸誠おもちゃ図書館自体が夢の国のような場所なので誰でも入りやすく、自然と遊べる雰囲気が出ていてこの環境づくりは素敵だと感じました。歴史がある団体で親も子どももおもちゃ図書館も共に成長してきたような印象で、活動が地域のつながりになり、輪を広げている様子をヒシヒシと感じました。   

 

アイング株式会社

無農薬野菜の栽培スタート! アイング株式会社さんの福利厚生として始まった無農薬野菜の栽培。たくさんの収穫が見込めるとの事で当ネットワークにご寄付いただきました。いただいた野菜は、県内の子ども食堂、学習支援教室などにお渡しさせていただきました。 アイング株式会社の経営企画室 DX推進担当部長の守屋さん、営業本部関東第2グループマネージャーの鈴木さんに、無農薬野菜栽培の経緯についてお話をおうかがいしました。 アイング株式会社 ビルメンテナンス(掃除・警備・設備管理)を主な事業として始まりましたが、お客さまのニーズに応える形で人材派遣やテナント運営など多岐にわたるサービスを全国各地で展開しています。 社内の福利厚生としてスタートした農業 守屋さん)休耕地の利活用と、社員への福利厚生の一環として自社で育てた野菜セットを届けることを目的に、栃木県小山市で無農薬野菜の栽培を始めました。 ビルメンテナンスの業界では人の入れ替わりが激しく、ノウハウの蓄積や業務品質の向上が難しいのが課題でした。「一人の人に長く勤めてもらう」事を考えた時に、福利厚生の充実が鍵だと思い、従業員が関われる取り組みとして、野菜栽培に注目しました。社内システムを使って「今日、タネを植えました!」「畑に鷺が来ました」など、畑での様子を従業員に向けて発信しています。日本各地で働く従業員が野菜の成長を見守ってくれています。 畑のお野菜を育てています! 鈴木さん)以前は警備員として勤務していましたが、この取り組みを行うにあたり、野菜栽培の担当となりました。これまでとは異なる分野での業務となり、慣れないことも多いですが、日々野菜と向き合い、草や虫と戦っています。当社が西武池袋店の廃棄物や生ごみの処理を担当しているご縁で、店舗で出た生ごみ等から作った堆肥を西武さまから譲り受け、畑の基礎となる土づくり時に使用しました。 畑を始めて2年目になりますが、農業の難しさを実感することも多いです。収穫祭を企画した時のことです。祭前日の夕方に300本ぐらいのとうもろこしが収穫できそうだと話していたのですが、当日畑に行くと、猪がとうもろこしを全て倒していて収穫できないということもありました。自然が相手なので大変なこともありますが、収穫した野菜を届けた従業員から手紙や電話で反響をいただけるのはとても嬉しいです。 現在はコロナもあり近郊の従業員が対象ですが、「収穫体験」などのプログラムを開催しています。今後は、「芋掘り体験」などの親子向けプログラムを企画したいと考えています。 また、65歳までお勤めの従業員も多く、漠然と将来への不安を抱えている方も多いです。その様な方へ小山で農業の研修を実施し、ご自身の自宅近くに畑を借り、野菜を育てていただき、その野菜を買い取ることまで展開できればと考えています。少しでも安心して定年までお勤めいただけることを期待しています。 我々の商品・サービスは「人」であり、「働いている従業員」ですので、従業員を大切にするのが大原則です。福利厚生や退職後についても会社として一緒に考えていく事を大切にしています。

 

NPO法人 フードバンクとちぎ

理事長 古川明美さん、理事 古川勉さん、監事 田中秀和さん、酒井操さん   企業から施設へと食品をつなぐ「フードバンクとちぎ」 「フードバンクとちぎ」は、食品関連企業などから寄贈された安全・安心な食品を、必要とする施設などに無償で提供している小山市内のNPO団体です。 「フードバンクとちぎ」では、主に企業からの寄贈食品を管理し、特定の施設へ配送するコーディネート活動を担っています。毎週土曜日に受け取った食品の品質を確認し、施設ごとに何をどのくらい配送するかを調整したのち、児童養護施設をはじめとした約15の団体に届けています。対応が難しい平日や、個人の方への食品の配布は、小山市社会福祉協議会と連携して行っています。 食品の内容としては、パン・米製品等の主食から果物、菓子や飲料まで多岐にわたっています。時には期限が近くなった災害時用非常食が企業から一度に大量に提供されることもあれば、利用者のニーズを受けて少量多品種の食品を配達している施設もあります。こういった様々なケースに対応しながら「フードバンクとちぎ」は取り扱う食品量のバランスを保っています。その量は2020年度は約8.6トンにもなります。そのため数的な管理も重要な作業の一つで、バーコードを用いて商品データをPCに取り込み記録するなど、活動を継続するために効率化も進めています。 コツコツ歩んだ12年間 「フードバンクとちぎ」の活動は2010年から始まりました。日本初のフードバンクである東京の「セカンドハーベスト・ジャパン」の存在を知り、研修を受けたことが活動を始めたきっかけです。その当時はフードバンク団体が全国で急速に立ち上がり始めた頃で、日本社会での「フードバンク」の定義そのものもはっきりと確立されていませんでした。そのため栃木県ではもちろん、全国のフードバンク団体がそれぞれやり方を模索しながらの活動だったとメンバーのお一人は話しています。 まず理事のメンバーで研修会を行い、当初はセカンドハーベスト・ジャパンから食品の提供を受けていました。次第に地域の企業や団体から食品をもらえるようになり、2011年3月の東日本大震災後は定期的な活動へと発展していきました。 「フードバンクとちぎ」は母体となる団体があったわけではなく、フードバンクの活動そのものを目的とし、立ち上がったNPO法人です。主に活動しているのはボランティア4名ほどで、人数と金銭的な制限がありながらも、これまで一連の活動を続けてこられたのは提供される食品があったから、そして配布先とお互いに協力し合う関係があるからといいます。例えば、食品の保管のために普段使用している冷蔵庫は、毎週配布をしている施設の一つから寄付されたものです。 活動メンバーのお一人は、「やり方すらわからなかったところから私たちは10年以上続けてこられた。大規模な団体でなくともフードバンクはできる。だからどの地域にも一つそういうのがあれば」と話しています。     長く続けられるボランティア活動を コロナ禍により貧困問題がさらに深刻化している現在、「フードバンクとちぎ」ではフードバンクを通じて食べ物の支援が必要な人はもちろん、全ての人が必要な時に必要な食べ物が手に入る社会の実現を目指しています。そのため、各メンバーが仕事と掛け持ちで活動に制限がある中でも、現状を維持していくことが今後も大切だと語っています。それは、フードバンクは専門の団体だけが食品を集めて配達する活動ではなく、少人数でも地域の草の根的な運動であっても継続して続けることで成果をあげられたり、様々なネットワークを作ることができることを実際に示すことで、フードバンク活動が多様化し活性化を促せるのではないかと考えているからです。 また、日本のボランティアは依然としてどこか自発的ではない印象があることも最後に挙げ、フードバンク活動は食品リサイクルの観点から、食品を必要とする人にのみ向けた取り組みではなく、全ての人に関係する課題に有効な取り組みであることをもっと知っていただきたいと考えています。多くの人が自らの課題としてそれぞれのできるやり方でフードバンクに関わっていただき、企業などにもその輪が広がることによって、日本でのボランティア文化の広がりを願っていました。 今日も「フードバンクとちぎ」は「日本一小さなフードバンク」として、食品ロスの軽減と貧困問題の改善に向け、ささやかな活動を続けています。 団体の概要はこちら 取材 小松原さん規格外食品がある企業と、それを必要としている団体だけではなく、両者をつなぐフードバンクの活動があってこそ、効果的・継続的に食品を活かせることを学びました。また、改めて自分のボランティアに対する向き合い方を考えるきっかけになりました。  

 

学生服リユースShop さくらや宇都宮店

学生服リユースShopさくらや宇都宮店の皆川さん ツナグ回収BOXプロジェクト 学生服リユースShop さくらや宇都宮店 子どもの思い出が詰まった学生服を捨てることができないお母さんや、なんとか家計を抑えたいお母さんたちのために、愛着ある学生服のバトンをつなぐ「幸せのサイクルをお手伝いするショップ」栃木初出店です! \特徴その1/ さくらやの学生服類は、学校・幼稚園に通う子どもたち・通う予定のこども達が着るために販売しています。学祭などで利用したいとお問合せいただくこともありますが、その様な用途での販売はお断りしています。 \特徴その2/ 地域支援活動にも力を入れています。各エリアの店長が、自分たちの地域で何ができるかを考え、体操服の洗濯や名札取りなどを障がい者施設や高齢者施設などにお願いし、雇用を生み出せればと取り組んでいます。宇都宮では「NPOこども応援朝ごはんとおやつカフェなないろ」を立ち上げ、企業様からフードロスの食品や販売物の一部をご提供いただき、無料の学習支援教室や雀の宮の正光寺でこどもの見えにくい食の支援として「おやつカフェ」を実施しています。 活動を始めたきっかけ 長男の進学で制服や体操服・学用品一式を揃えるだけで20万円かかることがわかりました。年子で次男がいるので、2年連続だと家計に大打撃。この20万円が抑えることができると嬉しいなと思っていたところに、テレビ番組でさくらやの事を知りました。さっそく栃木県の店舗を調べたところ栃木にはまだなかったのですが、パートナーを募集されていることを知り、応募したことがきっかけです。 現在は、趣旨に賛同いただいたスーパーやクリーニング屋さんに制服の「ツナグ回収BOX」を置いていただき、制服を集めているところです。回収BOXに入れていただいた制服を査定し、買取金額を内閣府の「子どもの未来応援運動」に全額寄付させていただいています。   1,000着集まってようやくお店がOPENできる?! 11月、12月は中学校への入学準備で制服の採寸が始まるため、お問合せが増えています。ただ、サイズや種類のマッチングが難しいのが現状です。先日は、「●●中学校の冬服、ウエスト○cm、丈△cm」というお問い合わせをいただきましたが、ご用意できませんでした。ご期待に応えられるように、今はとにかく在庫を集めることに注力しています。おかげさまで、現在700着ほど集まりました!さくらやの創業者からは「1,000着集まらないと店舗を持つのは難しい」と言われていますが、2022年度の3月12日(土)にマンションの一室で店舗をオープンすることが決まりました!コロナ禍のため当面は土日のみ、完全予約制でスタートいたします。在庫は電話やメールで確認可能ですので、お気軽にご連絡ください! 嬉しいことに回収BOXを設置協力いただける企業さんは順調に増えています。県内の各企業さんがお客さんやスタッフさんにご協力を呼びかけてくださっています。制服を必要とされている方に「この仕組みのことをどう届けるか?」というのが現在の課題です。SNSなどで広報をしていますが、よりたくさんの方に情報をお届けできるようにしていきたいと思っています。 また、NPOなないろでは、日光市のNPO法人だいじょうぶさんが実施されているような小中学校での「朝カフェ」をオープンし、朝食を自宅で食べることが難しいお子さんに、食事を提供し元気な朝を迎えてほしいと考えています。   \募集しています!/ ・さくらや宇都宮店のツナグ回収BOXを設置いただける企業さん ・NPOなないろでは、フードロスで悩んでいるパン屋さん、飲料メーカーさんなどご協力いただける店舗や企業さん ・地域貢献活動として取り組む「おやつカフェ」や「朝カフェ」などに関わりたいボランティアさん

 

ひまわり子どもクラブ

会長 大内康子さん 遊んで食べてみんなで楽しい みんなの居場所 子ども食堂・フードドライブを行っています。 11:00 集合・工作 12:00 食事 13:00 あそび(ドッチボール・紙芝居・縄跳びなど)   子ども達に幸せを届けたい かつては、生活学校の協会として食品ロスの対策やレジ袋の削減などに取り組んで いました。そういった活動を数年間続けていた後に、協会から、子ども食堂などに関するテーマが降りてきました。地域的にも、父子家庭・母子家庭が多いとの情報があり、必要だと思い、近隣の会員さんと話をして、みんなでやってみよう!となりまし た。 最初は「貧困家庭なんていない」という声もあり難航しました。開始当初はなかなか人が集まりませんでしたが、継続していくことで徐々に人が集まり始め、25人程 度が来るようになって、みんなで喜びながらやっていました。 必要としている人に届けることができました。 一番は、生活に困っている・食事がしっかり取れていない子供たちにしっかり食事をとどけたいという思いでやっています。ただ、「貧困」ということを前面に出すのではなく、「大人になってからも、いろんな人と関わり合える人になって欲しい」という切り口で子ども達を集め、接することを大切にしました。 嬉しかったのは、自分に自信が持てず一年中マスクしていた子が、マスクを外すようになったことです。その子にとってリラックスできる場所になったのだと思いました。当時の校長先生がとても喜んでくれたことを覚えています。 子ども達にとっては、学校・家庭とは別の居場所があることが大切なのだと思いま す。学校や家庭でうまく行かない時があっても、また別の居場所があって受け止めて くれる。そんな空間があってもいいのではないでしょうか。これまでの子ども達との 関わりは、写真にしてたくさん撮ってあります。アルバムに入りきらない数になりました。   家族全体で楽しめるイベントを いまは、新型コロナウイルスの影響で活動を休止しています。それでも、クリスマスなどの催し物の時などには、お菓子などを届けるなどして繋がりを切らさないようにしています。今年のクリスマスには、15人の子ども達にプレゼント(鉛筆削り・鉛 筆・クリスマスカード・お菓子)を配りました。 このような活動を、これからも継続していきたいです。 働いているお父さんお母さ んのためにも、子どもを一時的にでも私たちが見てあげる時間があればいいと思いま す。子ども達にとっても、将来思い出した時に、おばあちゃん達がご飯を作ってくれた思い出や、一緒に遊んでくれた思い出があるといいのではないでしょうか。子ども 達には、大人と一緒に遊んだ思い出が大切です。なので、これからもできる限り続け ていきたいです。 これからは、自分自身もっと子ども食堂に時間をかけられそうなので、いろいろなことをしてあげたいという気持ちです。子どもだけではなく、親も一緒に、家族全体で楽しめるイベントなどもやっていきたいです。   子ども達を「自分の気持ちを言える」子に いまはコロナの影響で食事の提供ができない(場所が借りられない)ので、もどかしい気持ちです。繋がりを切らさないように努力をしながら、早く収束し、子ども達と 一緒に食事ができる日を楽しみにしています。 コロナで会わない時間があって、久しぶりに会うとみんな一気に身長が伸びていてびっくりします。そうやっていろいろな子どもの成長を見ていることも楽しいです。 デンマークでは、子ども達は学校でみんな自由に好きなことをやっていました。日本ではみんな同じものを同じ姿勢で行っていて、デンマークのやり方に衝撃を受けまし た。日本では「迷惑をかけない」という教育だけど、自分の気持ち・意見はちゃんと 言える子どもになって欲しいと思っています。 団体の概要はこちら 地域コーディネーター 濱野さん 「子どもを地域全体で育てる」そういった今の社会に必要なものを、足元を固めて一つずつやっている。そんな印象の活動でした。それぞれの地域でこういっ た活動があることが、望ましいように思います。

 

子ども塾☆わいわい食堂

地域活動部 主任 沼尾 里砂湖さん   子ども塾☆わいわい食堂 「子ども塾☆わい食堂」という名前で、子どもの居場所作りをしています。 第2・第4木曜日の16:30-18:00に行っています。 みんなで遊んで、自主学習などがあればサポートして、その後にみんなでご飯を食べ ます。 地域全体で子育てをして、子どもの居場所を作ることが目標です。 運営資金は主に寄付で、「子どものみらい応援隊」という有志団体による運営です。 「子どものみらい応援隊」は、栃木保健医療生活協同組合・医療法人社団宇光会 村井クリニック・社会福祉法人 正恵会の協働で行われていますその中の活動で行ってい ることの一つが、子ども食堂「子ども塾☆わいわい食堂」です。 対象は幼稚園から中学生で、会場は「ホームタウン宝木」で行っています。 コロナ感染対策上、今は休業しています。 コロナが落ち着いている時には、アクリル板設置・黙食にて実施しています。 昨年度の、人数は7人くらいでしたが、来ている人の口コミで、知り合いや友達に広がり、今年度は12人にまで増えました。低学年が多く、さらに賑やかになったので嬉しいです。 食事は、子どもたちと一緒に作ることを大切にしています。栄養面はもちろんですが「キャラ弁当」などを作って、楽しむことも大切にしています。   「地域全体で子育て」するために 医療生協が運営している診療所では、地域で様々な課題を抱える人が来ます。 中には、貧困などの課題を抱える人も多くいます。そういった人と向き合っていく中 で、診療所から「子どもの貧困」に対して何かできないか、という声が上がりまし た。話していく中でできたのが、子ども食堂でした。 2015年にはじめ、当時は不定期でイベント的に子ども食堂を行っていました。そこに、 現在協働している社会福祉法人 正恵会さんから声がかかり、同じ地区内の村井クリニ ックさんもさそって一緒に定期的に実施していくことになり、2019年から定期開催となりました。 社会福祉法人である正恵会さんは、地域貢献していく意思を持っていて、村井クリニ ックさんもこれまで地域活動をたくさんやられてきた組織でした。 そこで、共通の目的にむかって3者で協働という形を取りました。 活動を行っていく中では、地域全体で子育てをしていくということが中心的な思いになっています。課題を家庭だけに押し付けたり、一部の人だけで解決させるのではなく、地域全体で担っていきたいです。 また、子どもだけではなくて、高齢者も孤立していて、個食などの問題があります。 子どもだけではなく、様々な世代の居場所を作っていきたいです。今は子どもが対象です が、ゆくゆくは全世代に向けていきたいと思っています。 私たちの子ども食堂は「貧困」をテーマにしていません。貧困で括るのではなく、だれでも来れるような「居場所作り」をしていきたいです。貧困には、経済面だけではな く、関係性や経験なども含まれています。そう入ったいろいろな側面の貧困に対して、地域全体の子育てで支えていきたいです。 全世代が来られる居場所を これからは、さらに一緒にやる仲間を増やしていきたいです。 活動に賛同し、一緒にやってくれる仲間と共に、全世代が来られる居場所作りを目指して、食堂を行っていきます。 そして、地域で学校や家庭の他に居場所になれるような場所がいろいろな人にとって あるような地域社会にしていきたいです。   お手伝いさん募集 現在は、本業と合わせて職員が行っています。行っていくための人員の確保が課題です。 一緒に子ども食堂をやってくれるボランティア(食事作りや子どもと遊んでくれる人)を募集しています。   団体の概要はこちら   地域コーディネーター 濱野さん 3団体の協働という点が素晴らしいと思いました。一つの団体では大変なことも、いくつかの団体で協働で行うことは、まさに地域全体での子育てになると思います。

 

にじのわ地域食堂&子ども食堂

にじのわ地域食堂&子ども食堂 小尾柚月さん にじのわ地域食堂&子ども食堂 菊沢のコミュニティーセンターで、第1・第3月曜日に、子育てしている家庭や、一人暮らしをしているお年寄りや学生など、ご飯を作るのが大変な方たちを中心に、お弁当の提供をしています。地域のボランティアの方の協力のもと、運営をしています。   活動を始めたきっかけ 去年の5月に、近所のおばあちゃんが旦那さんを亡くし、毎日一人でいるのが寂しいという声を聞いた時に、自分も東京から栃木に来て一人暮らしをしていて、友達もいなくて寂しいなと思っていたところだったので、だったら寂しいもの同士、一緒にご飯が食べられたら楽しいなと思ったのがきっかけです。最初は、勤務している介護施設の空き部屋を借りて、地域の方たちに声をかけて地域食堂を始めました。 また、鹿沼市内にある他の子ども食堂などに見学しに行ったり、地域の方の声に耳を傾けたりする中で、子ども食堂もやってほしいというニーズがあることがわかってきました。そのため、今は施設の部屋が利用できなくなったということもあり、コミュニティーセンターを借りて、地域食堂&子ども食堂という形で運営しています。   地域のニーズに合わせて、みんなで食卓を囲む時間を作りたい 今はコロナの影響でお弁当の提供という形で活動していますが、もともとは、地域で一人暮らしをしていて寂しいと思われている方たちと一緒にご飯を食べたいという思いから始まったので、お弁当だけじゃなくて、地域の居場所として、子どもたちからお年寄りの方まで、みんなでご飯を囲めるような活動ができるようになればいいなと思っています。 子ども食堂と地域食堂を分けるということも考えています。そこは地域のニーズに合わせていけたらと思っています。 子ども食堂としてのニーズにも応えていきたいし、日中に一人でお昼ご飯を食べたりするのが寂しいと思っている方が多いなら、日中の地域食堂もいいなとも思います。夜ごはんでみんなで食べたい!となれば、今のように子ども食堂&地域食堂という形でやっていこうと思います。とにかく地域の声を一番に大切にして、いろんな方にとっての居場所づくりをしていきたいです。   自分も楽しいし、みんなも楽しい! 地域食堂をやっている時は、「こんなに笑ったのは本当に久しぶり!」と言ってもらえたことすごくが嬉しかったのを覚えています。人と話す機会が減ってしまったという方に、楽しい!と思える時間を作れたということは嬉しかったです。子ども食堂の方にも、いつもご飯を作るのが大変だし、値段のこともあるし、「本当に助かってます!」と言ってもらえるとすごく嬉しくて、やりがいを感じます。 また、自分自身も普段は仕事で忙しかったり、一人で暮らしていたりと、自分の生活で精一杯になってしまいがちな中で、サードプレイスとして、誰かと何かをするという時交流の時間が、自分にとっても息抜きになっていて、楽しい時間だなと思って活動しています。ある意味、自分のためでもあるし、それが誰かのためにもなっているというのが、本当にやってよかったなと思えることです!   団体の概要はこちら

 

フードバンクもおか

フードバンクもおか リーダー 石田さん フードバンクもおかの活動は、真岡市内で他のNPOや市民活動の中間支援を行うNPO法人まわたの1事業として行われています。フードバンクもおかのリーダーである石田さんに話を伺いました。   活動をはじめた経緯 石田さんは長く東京で働いた後、真岡市に戻って来ました。勤め期間はできなかったやりたいことをやろうと、とちぎボランティアネットワークが行っていたワーキングスクール(若者の就労支援活動)などのボランティア活動を始めました。それから、たくさんの若者たちや地域で困りごとを抱えている人たちと出会い、何が必要かを考え試行錯誤をしてきました。若者を支援していても家庭の問題にぶつかる、困窮の問題に向き合わざるを得ない、そんな経験を幾度もしました。困窮している人たちを支えるフードバンクの活動が、真岡、芳賀地区にもあったほうがいいと考え、2018年4月に活動を立ち上げました。     これまでの活動 活動開始時は、食料寄付協力1社でしたが、活動を始めると、たくさんの協力をしてくれる人が現れました。市役所こども家庭課、地元の社会福祉協議会との連携体制も築くことができました。フードバンクもおかの活動を一緒に切り盛りしてくださる会員も20人以上集まりました。2020年8月には、県下一斉食品配布キャンペーンに参加、食品セットを68セット配布しました。同年9月には単独での食品配布キャンペーンを実施することができ、123セットの食品セットを配布しました。こうした支援を必要としている人たちがたくさんいるということも改めて実感する機会となりました。現在も食品配布キャンペーンの定期開催を真岡市で行いながら、近隣の益子町での配布会の実施や、市内の子ども食堂や福祉施設への食品寄付などにも取り組んでいます。 活動の充実にあわせて、ありがたいことに食品寄付の量も増えました。2020年には、約3,000kgの寄付を受け取ることができました。自治体や企業からの災害用備蓄品の寄付など新しい寄付の形もできました。 これから 今後も活動を継続してけるようにみんなで活動に取り組んでいきたい。より多くの人たちを支えることができるように活動を充実させていきたいです。そのために、資金的な課題はありますが、フードバンクもおかの倉庫を持てるようになりたいと考えています。また、若い人たちに活動に参加していただきたいと思っています。こうした活動を長く続けていけるように、若い人たちと一緒に活動をしながらバトンを引き継いでいきたいと願っています。   お知らせ 食料品等の寄付をおまちしています お米、乾麺、レトルト食品、缶詰などの食料品、調味料など よろしくお願いします 団体の概要はこちら